●解説●
王子が従者に変装しているとも知らず、アンジェリーナが促されるままに自身の惨めな境遇を語り始めるが、二人の姉の呼ぶ声ですぐに現実に引き戻される。
●難易度●
(やや難)♪
(RAMIRO)
デル バロン レ フィッリエ イオ キエド
ドヴェ ソン ? クイ ノン レ ヴェド
(CENERENTOLA)
スタン ディ ラ ネッラルトレ スタンツェ
スタン ディ ラ ネッラルトレ スタンツェ
オル ヴェッランノ アッディオ スペランツェ
(RAMIRO)
マ ディ グラツィエ ヴォイ キ スィエテ ?
(CENERENTOLA)
イオ キ ソノ ? エー ノン ロ ソ
(RAMIRO)
ノル サペーテ ?
ノル サペーテ ?
(CENERENTOLA)
クアスィ ノ
クエル ケ パドレ ノン エ パドレ
オンデ ポイ レ ドゥエ ソレッレ
エラ ヴェドヴァ ミア マドレ
マ フ マドレ アンコル ディ クエッレ !
クエスト パドレ ピエン ドルゴッリオ
スタ ア ヴェデレ ケ ミンブロッリオ
スタ ア ヴェデレ ケ ミンブロッリオ
デー ! スクサーテ ペルドナーテ
アッラ ミア センプリチタ
(RAMIRO)
ミ セデューセ ミンナモラ
クエッラ スア センプリチタ
ミ セデューセ ミンナモラ
クエッラ スア センプリチタ
(CENERENTOLA)
スタ ア ヴェデレ ケ ミンブロッリオ
デー ! スクサーテ ペルドナーテ
アッラ ミア センプリチタ
(RAMIRO)
ミ セデューセ ミンナモラ
クエッラ スア センプリチタ
ミ セデューセ ミンナモラ
クエッラ スア センプリチタ
(MAGNIFICO, CLORINDA, TISBE)
チェネレントラ
チェネレントラ
ダ メ
ダ メ
ダ メ
ダ メ
(RAMIRO)
クアンテ ヴォチェ ケ コゼ ?
クアンテ ヴォチェ ケ コゼ ?
(CENERENTOLA)
ア ポネンテ エド ア レヴァンテ
ア シロッコ エ ア トラモンタナ
ノン オ カルマ ウン ソロ イスタンテ
トゥット トゥット トッカ ア メ
(RAMIRO)
クエッラッチェント クエル センビアンテ
エ ウナ コザ ソヴル ウマナ
イオ ミ ペルド イン クエスティタンテ
ジア ピゥ メ ノン トロヴォ イン メ
(CENERENTOLA)
スィンニョレ
(MAGNIFICO, CLORINDA, TISBE)
チェネレントラ
チェネレントラ
ダ メ
ダ メ
ダ メ
(CENERENTOLA)
ヴェンゴ ヴェンゴ アッディオ スィンニョレ
アー ! チ ラッショ プロプリオ イル コレ
クエスト コル ピゥ ミオ ノン エ
(RAMIRO)
ケ インノチェンツァ ! ケ カンドレ !
アー ! チ ラッショ プロプリオ イル コレ
クエスト コル ピゥ ミオ ノン エ
(CENERENTOLA)
アー ! チ ラッショ プロプリオ イル コレ
クエスト コル ピゥ ミオ ノン エ
(RAMIRO)
ケ インノチェンツァ ! ケ カンドレ !
アー ! チ ラッショ プロプリオ イル コレ
クエスト コル ピゥ ミオ ノン エ
●日本語訳●
(RAMIRO)
男爵の令嬢たちをお訪ねしたのですが、
どこにいらっしゃるのですか?
(CENERENTOLA)
あちらの部屋です。
すぐにお見えになるでしょう。
(RAMIRO)
ところで失礼ですが、あなたは?
(CENERENTOLA)
私が誰かって? ああ、わかりませんわ。
(RAMIRO)
わからない?
(CENERENTOLA)
本当のところはわからないのです。
父親である人は父親ではなく…
それに、二人の姉というのも…
私の母は未亡人で…
でも、その二人の姉の母でもなく…
父親は大変、傲慢で…
ああ! ごめんなさい、
お許し下さい、
私の愚かさを。
(RAMIRO)
この彼女の純真さが
僕を引きつけ、恋心をかき立てる。
(CENERENTOLA)
ああ! ごめんなさい、
お許し下さい、
私の愚かさを
(RAMIRO)
この彼女の純真さが
僕を引きつけ、恋心をかき立てる。
(CLORINDA, TISBE, MAGNIFICO)
チェネレントラ、
来てくれ。
(RAMIRO)
みんな声を揃えて、いったい何が?
(CENERENTOLA)
西へ東へ、
南へ北へ。
一瞬たりとも休まるときがないの。
(RAMIRO)
あの言葉、あの表情。
天上のものに違いない。
僕は今、この瞬間に自分を見失い、
もう自分が誰だかわからない。
(CENERENTOLA)
旦那様。
(CLORINDA, TISBE, MAGNIFICO)
チェネレントラ、
来てくれ。
(CENERENTOLA)
行きます、行きますよ。さようなら、旦那様。
ああ! まさに心が飛び立っていくよう。
この心は、もはや私のものではないのだわ。
(RAMIRO)
何と清純な! 何と純真な!
ああ! まさに心が飛び立っていくようだ。
この心は、もはや僕のものではないのだ。
(CENERENTOLA)
ああ! まさに心が飛び立っていくよう。
この心は、もはや私のものではないのだわ。
(RAMIRO)
何と清純な! 何と純真な!
ああ! まさに心が飛び立っていくようだ。
この心は、もはや僕のものではないのだ。
歌劇『シンデレラ』全曲 (ネヴィル・マリナー/アカデミー室内管弦楽団)
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