2008年7月1日火曜日

Nr.9 「酒を飲み干そう! Libiam, Libiam ne' lieti calici」(歌劇『椿姫』第1幕より)


●解説●
ヴィオレッタの夜会に初めて招かれたアルフレードが、一同から乾杯の歌を求められて歌う。

●難易度●



(アルフレード)
リビアム リビアム ネ リエーティ カーリチ
ケ ラ ベッラッツァ インフィオーラ
エ ラ フッジェーヴォル フッジェーヴォル オーラ
スィンネブリ ア ヴォルッタ
リビアム ネ ドルチ フレーミティ
ケ スッシタ ラモーレ
ポイケ クエロッキオ アル コーレ
オンニポテンテ ヴァ
リビアーモ アモール アモール フラ イ カーリチ
ピゥ カルディ バーチ アヴラ

(ヴィオレッタ)
トラ ヴォイ トラ ヴォイ サプロ ディヴィーデレ
イル テンポ ミオ ジョコンド
トゥット エ フォッリーア フォッリーア ネル モンド
チオ ケ ノン エ ピアチェル
ゴディアム フガーチェ エ ラピド
エ イル ガウディオ デッラモーレ
エ ウン フィオル ケ ナッシェ エ ムオーレ
ネ ピゥ スィ プオ ゴデル
ゴディアム チンヴィータ チンヴィータ ウン フェルヴィド
アッチェント ルズィンギエル

ラ ヴィータ エ ネル トリプディオ

(アルフレード)
クアンド ノン サミ アンコーラ

(ヴィオレッタ)
ノル ディータ ア キ リンニョラ

(アルフレード)
エ イル ミオ デスティン コズィ

(全員)
ゴディアム ラ タッツァ エ イル カンティコ
ラ ノッテ アッベッラ エ イル リーゾ
イン クエスト パラディーセ
ネ スコプラ イル ヌオヴォ ディ


●原語歌詞●
ALFREDO
Libiam, Libiam ne' lieti calici
Che la bellezza infiora,
E la fuggevol, fuggevol ora
S'inebri a voluttà.
Libiam ne' dolci fremiti
Che suscita l'amore,
Poiché quell'occhio al core
Onnipotente va.
Libiamo, amor, amor fra i calici
Più caldi baci avrà.
 
VIOLETTA
Tra voi, Tra voi saprò dividere
Il tempo mio giocondo;
Tutto è follia, follia nel mondo
Ciò che non è piacer.
Godiam, fugace e rapido
È il gaudio dell'amore;
È un fior che nasce e muore,
Né più si può goder.
Godiam c'invita, c'invita un fervido
Accento lusinghier.

VIOLETTA
La vita è nel tripudio.

Quando non s'ami ancora.

VIOLETTA
Nol dite a chi l'ignora.
 
È il mio destin così

TUTTI
Godiam la tazza e il cantico
La notte abbella e il riso;
In questo paradise
Ne scopra il nuovo dì.


●日本語訳●
(アルフレード)
酒を飲み干そう、楽しいグラスで。
喜びの花と飾るグラスで、そして、はかないときを、快楽に委ねよう。
グラスを干そう、優しきおののきのうちに、愛を呼び覚ます。
あの眼差しこそ、この胸には全能なのだから。
グラスを干そう、愛こそ熱いグラスの間に、この上なく口づけを得るだろう。

(ヴィオレッタ)
皆さんと一緒に分かつことができますね、楽しいときを。
この世で喜びでないものは、みんな、くだらないものです。
楽しみましょう、はかなく素早いのが愛の喜びです。
それは咲いてしぼむ花、二度と楽しむことはできません。
楽しみましょう、激しく心地よい調べが私たちを誘っているのですわ。

人生は楽しみの中にあるのだわ。

(アルフレード)
まだ愛を知らないときは。

(ヴィオレッタ)
愛を知らない者に言われても。

(アルフレード)
それが私の定め。

(全員)
楽しみましょう、グラスと歌を。
夜が輝きを増し、微笑むと、この楽園に新しい一日がやって来る。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『椿姫』全曲(ロリン・マゼール指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)




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