●
解説●
卑怯者の接近からブリュンヒルデを守るため、岩山を囲う炎を放つに当たり、ヴォータンが最後の別れを告げる。
●難易度●
☆
♪
レプ ヴォール
ドゥ キューネス ヘルリヒェス キント
ドゥ マイネス ヘルツェンス ハイリヒスター シュトルツ
レプ ヴォール レプ ヴォール レプ ヴォール
♪
ムス イヒ ディヒ マイデン
ウント ダルフ ニヒト ミニッヒ
マイン グルース ディヒ メーア グリューセン
ゾルスト ドゥ ヌーン ニヒト メーア ネーベン
ミーア ライテン
ノホ メット バイム マール ミーア ライヒェン
ムス イヒ フェアリーレン ディヒ
ディー イヒ リーベ
ドゥ ラヘンデ ルスト マイネス アオゲス
アイン ブロイトリヘス フォイアー
ゾル ディーア ヌーン ブレンネン
ヴィー ニー アイナー ブラオト エス グブラント
フラメンデ グルート ウムグリュー デン フェルス
ミット ツェーレンデン シュレッケン
ショイヒ エス デン ツァーゲン
デア ファイゲ フリーエ ブリュンヒルデス フェルス
♪
デン アイナー ヌーア フロイエ ディー ブラオト
デア フロイアー アルス イヒ デア ゴット
●日本語訳●
さらばだ、勇ましい素晴らしい娘よ!
私の心の聖なる誇りよ!さらばだ!
私はお前から遠ざからねばならない。
お前に愛の言葉をかけてやることも、もはや許されない。
お前は、もはや、私と並んで馬を駆ったり、祝宴のとき、私に蜜酒を注いだりすることはできない。
今、私はお前を失うよりほかないのだ、
私の目に映る、微笑ましい楽しみとして、これまで愛してきたお前を。
よし、どんな花嫁のためにも燃え立ったことのないような火をお前のために燃え立たせてやろう、
花嫁を祝う炎として。
炎々たる炎よ、岩をめぐって燃え上がれ。
焼き尽くす恐ろしさで臆病者を退けよ、
卑怯者はブリュンヒルデの岩へ近づくな!
神である私よりも自由な男だけが、将来、この花嫁を妻として求めるがよい!
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
2009年12月30日水曜日
2009年12月22日火曜日
Nr.75 「おいらは鳥刺し Der Vogelfänger bin ich ja」(歌劇『魔笛』第1幕から)
●解説●
鳥かごを背負い、鳥の化け物のような衣装を着たパパゲーノが笛を吹きながら鳥刺しの気ままな生活を歌う。
●難易度●
☆
♪
デア フォーゲルフェンガー ビン イヒ ヤー
シュテーツ ルスティヒ ハイザ! ホプサッサ!
イヒ フォーゲルフェンガー ビン ベカント
バイ アルト ウント ユング イム ガンツェン ラント
ヴァイス ミット デム ロッケン ウムツーゲーン
ウント ミヒ アオフス プファイフェン ツー フェアシュテーン
ドゥルム カン イヒ フロー ウント ルスティヒ ザイン
デン アレ フォーゲル ズィント ヤー マイン
♪
デア フォーゲルフェンガー ビン イヒ ヤー
シュテーツ ルスティヒ ハイザ! ホプサッサ!
イヒ フォーゲルフェンガー ビン ベカント
バイ アルト ウント ユング イム ガンツェン ラント
アイン ネッツ フューア メートヒェン メヒテ イヒ
イヒ フィング ズィー ドゥッツェントヴァイス フューア ミヒ
ダン シュペルテ イヒ ズィー バイ ミーア アイン
ウント アレ メートヒェン ヴァーレン マイン
♪
ヴェン アレ メートヒェン ヴァーレン マイン
ゾー タオシュテ イヒ ブラーフ ツッカー アイン
ディー ヴェルヒェ ミーア アム リープステン ヴェール
デア ゲープ イヒ グライヒ デン ツッカー ヘーア
ウント キュッステ ズィー ミヒ ツェーアトリヒ ダン
ヴェール ズィー マイン ヴァイプ
ウント イヒ イーア マン
ズィー シュリーフ アン マイナー ザイテ アイン
イヒ ヴィークテ ヴィー アイン キント ズィー アイン
●原語歌詞●
Der Vogelfänger bin ich ja,Stets lustig, heisa ! hopsasa !
Ich Vogelfänger bin bekannt
Bei Alt und Jung im ganzen Land.
Weiß mit dem Locken umzugeh'n,
Und mich aufs Pfeifen zu versteh'n.
Drum kann ich froh und lustig sein;
Denn alle Vögel sind ja mein.
Der Vogelfänger bin ich ja,
Stets lustig, heisa ! hopsasa !
Ich Vogelfänger bin bekannt
Bei Alt und Jung im ganzen Land.
Ein Netz für Mädchen möchte ich;
Ich fing' sie dutzendweis für mich.
Dann sperrte ich sie bei mir ein,
Und alle Mädchen wären mein.
Wenn alle Mädchen wären mein,
So tauschte ich brav Zucker ein:
die, welche mir am liebsten wär',
der gäb' ich gleich den Zucker her.
Und küsste sie mich zärtlich dann,
wär' sie mein Weib
und ich ihr Mann.
Sie schlief an meiner Seite ein,
ich wiegte wie ein Kind sie ein.
●日本語訳●
おいらは鳥刺し、いつも陽気だ、ハイサ、ホプササ!
おいらは、老いも若きもこの国中で知らぬ者がいない鳥刺しだ。
ワナのことなら、任せてくれ、笛もうまく吹ける。
おいらが楽しく陽気でいられるのは、鳥がみな、おいらのものだからさ。
おいらは鳥刺し、
いつも陽気だ、ハイサ、ホプササ!
この国中で、老いも若きも知らぬ者がいない鳥刺しだ。
娘を捕まえる網が欲しい。
おいらは、自分のために娘を山ほど捕まえるのさ。
そうしたら、自分のところに閉じ込めて、娘はみんな、おいらのものになるだろう。
娘がみんな、おいらのものになったら、そうしたら、おいらは交換して砂糖を手に入れ、
おいらが一番、好きな娘、その娘に、すぐ、その砂糖をあげるだろう。
そして、彼女がおいらに優しくキスしてくれたら、
彼女はおいらの女房で、おいらは彼女の亭主だ。
彼女はおいらの傍で眠るだろう、子どものように揺すって彼女を寝かしつけるだろう。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『魔笛』全曲(オトマール・スウィトナー指揮/シュターツカペレ・ドレスデン)
2009年12月15日火曜日
Nr.74 「私は空しい鐘のこだまのように Ebben ? Ne andro lontana 」(歌劇『ワリー』第1幕から)
●解説●
愛する人との結婚を父に反対され、家出を決意したワリーが、美しい故郷に別れを告げる。
●難易度●
☆
♪
エッベン? ネ アンドロ ロンターナ
コーメ ヴァ レーコ デッラ ピーア カンパーナ
ラ フラ ラ ネーヴェ ビアンカ!
ラ フラ レ ヌービ ドル!
ラッドーヴェ ラ スペランツァ ラ スペランツァ
エ リンピアント エ リンピアント エ ドロル!
♪
オ デッラ マードレ ミア カーサ ジョコンダ
ラ ヴァッリ ネ アンドラ ダ テ ダ テ ロンターナ アッサーイ
エ フォルセ ア テ ノン ファラ マイ ピゥ リトルノ
ネ ピゥ ラ リヴェドラーイ!
マイ ピゥ マイ ピゥ
♪
ネ アンドロ ソーラ エ ランターナ
コーメ レーコ デッラ ピーア カンパーナ
ラ フラ ラ ネーヴェ ビアンカ!
ナンドロ ナンドロ ソーラ エ ロンターナ
エ フラ レ ヌービ ドル!
●日本語訳●
それでは、私は空しい鐘のこだまのように遠くに行ってしまいましょう。
白い雪の中に! 金色の雲の中に!
希望の嘆きとなり、悲しみとなるところに!
ああ、母の楽しい家よ、ワリーはお前から去って行きます。
お前からずっと遠く離れて、きっと、もう、お前のところには帰ってこないでしょう!
私は一人で、空しい鐘のこだまのように遠くに行ってしまいましょう。
白い雪の中に!
行ってしまいましょう、金色の雲の中に!
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ワリー』全曲(ファウスト・クレヴァ指揮/モンテ=カルロ国立歌劇場管弦楽団)
2009年12月7日月曜日
Nr.73 「あの女性でも、この女性でも Questa o quella per me pari sono」(歌劇『リゴレット』第1幕から)
●解説●
宮廷に集まった女性たちを、マントヴァ公爵がリゴレットを相手に品定めして歌う。
●難易度●
☆
♪
クエスタ オ クエッラ ペル メ パーリ ソーノ
ア クアンタルトレ ディントルノ
ディントルノ ミ ヴェード
デル ミーオ コーレ リンベーロ ノン チェード
メッリオ ア ドゥーナ ケ ア ダルトラ ベルタァ
ラ コストーロ アッヴェネンツァ エ クアル ドーノ
ディ ケ イル ファート ネ インフィオーラ ラ ヴィータ
ソッジィ クエスタ ミ トルナ グラディータ
フォルセ ウナルトラ
フォルセ ウナルトラ ドマン ロ サラァ
ウナルトラ
フォルセ ウナルトラ ドマン ロ サラァ
♪
ラ コスタンツァ ティランナ デル コーレ
デテスティアーモ クアル モルボ
クアル モルボ クルデーレ
ソル キ ヴォーレ スィ セルベ フィデーレ
ノン ヴァ モール ノン ノン
セ ノン ヴェ リベルタァ
デ マリーティ イル ジェローソ フローレ
デッリ アマンティ レ ズマーニエ デリード
アンコ ダルゴ イ チェントッキ ディスフィード
セ ミ プンジェ セ ミ プンジェ
ウナ クアルケ ベルタァ
アー セ
セ ミ プンジェ ウナ クアルケ ベルタァ
●日本語訳●
あの女性でも、この女性でも私にはどちらも同じさ
周りに見える、他の女性たちすべてと。
私はこの心の玉座を手放しはしない、他の美女を諦めて、一人の女性のために。
あれら女の麗しさは、天が人間の世界を飾るために下さった恵みのようなもの
今日、この女性を好ましいと思えば
別の女性のことを明日は、そう思うだろう。
節操、それは心を縛るものだ、
ひどい病気のようなものと忌み嫌おう。
そう望む者だけが、貞操堅固であればいい。
色恋はできない、心の自由なくして。
笑ってやろう、亭主の野暮な怒りや、色男の逆上を
アルゴスの百眼にだって挑んでみせよう、どこかの美女が私をその気にさせるなら。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『リゴレット』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団)
宮廷に集まった女性たちを、マントヴァ公爵がリゴレットを相手に品定めして歌う。
●難易度●
☆
♪
クエスタ オ クエッラ ペル メ パーリ ソーノ
ア クアンタルトレ ディントルノ
ディントルノ ミ ヴェード
デル ミーオ コーレ リンベーロ ノン チェード
メッリオ ア ドゥーナ ケ ア ダルトラ ベルタァ
ラ コストーロ アッヴェネンツァ エ クアル ドーノ
ディ ケ イル ファート ネ インフィオーラ ラ ヴィータ
ソッジィ クエスタ ミ トルナ グラディータ
フォルセ ウナルトラ
フォルセ ウナルトラ ドマン ロ サラァ
ウナルトラ
フォルセ ウナルトラ ドマン ロ サラァ
♪
ラ コスタンツァ ティランナ デル コーレ
デテスティアーモ クアル モルボ
クアル モルボ クルデーレ
ソル キ ヴォーレ スィ セルベ フィデーレ
ノン ヴァ モール ノン ノン
セ ノン ヴェ リベルタァ
デ マリーティ イル ジェローソ フローレ
デッリ アマンティ レ ズマーニエ デリード
アンコ ダルゴ イ チェントッキ ディスフィード
セ ミ プンジェ セ ミ プンジェ
ウナ クアルケ ベルタァ
アー セ
セ ミ プンジェ ウナ クアルケ ベルタァ
●日本語訳●
あの女性でも、この女性でも私にはどちらも同じさ
周りに見える、他の女性たちすべてと。
私はこの心の玉座を手放しはしない、他の美女を諦めて、一人の女性のために。
あれら女の麗しさは、天が人間の世界を飾るために下さった恵みのようなもの
今日、この女性を好ましいと思えば
別の女性のことを明日は、そう思うだろう。
節操、それは心を縛るものだ、
ひどい病気のようなものと忌み嫌おう。
そう望む者だけが、貞操堅固であればいい。
色恋はできない、心の自由なくして。
笑ってやろう、亭主の野暮な怒りや、色男の逆上を
アルゴスの百眼にだって挑んでみせよう、どこかの美女が私をその気にさせるなら。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『リゴレット』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団)
2009年11月24日火曜日
Nr.72 「あなたがその春です Du bist der Lenz, nach dem ich verlangte 」(楽劇『ワルキューレ』第1幕から)
●
解説●
ジークムントの愛の歌に応え、ジークリンデが「凍てつく寒い冬の日々に憧れていた春こそあなた」と歌う。
●難易度●
☆
Ω歌手の聴き比べは、こちら。
♪
ドゥ ビスト デア レンツ
ナーハ デム イヒ フェアラングテ
イン フロスティゲン ヴァインタース フリスト
ディヒ グリューステ マイン ヘルツ
ミット ハイリゲム グラオン
アルス ダイン ブリック ツエーアスト ミーア エアブリューテ
フレムデス ヌーア ザー イヒ フォン イエー
フロイトロス ヴァール ミーア ダス ナーエ
アルス ヘット イヒ ニー エス ゲカント
ヴァール ヴァス インマー ミーア カム
ドホ ディヒ カント イヒ
ドイトリッヒ ウント クラール
アルス マイン アオゲ ディヒ ザー
ヴァールスト ドゥ マイン アイゲン
♪
ヴァス イム ブーゼン イヒ バルク
ヴァス イヒ ビン
ヘル ヴィー デア ターク タオフト
エス ミーア アオフ
オ ヴィー テーネンダー シャル シュルークス
アン マイン オーア
アルス イン フロスティヒ オーダー フレムデ
ツエーアスト イヒ デン フロイント エアザー
●日本語訳●
あなたが、その春です。
凍りついた冬の間、私が憧れていた春です。
あなたの眼差しが、初めて私に注がれたとき、
聖なる恐ろしさの思いで、私の心はあなたを迎えたのでした。
それまで、私が目にしていたのは、縁もゆかりもないものばかり、
身の周りのものも、私に冷たいものばかりでした。
すべて、私の身に近づいたものと言えば、およそ見も知らないようなものばかりだったのです。
しかし、あなたは明らかに私が覚えている人でした。
私の目があなたを見たとき、あなたはもう私のものだったのです。
私が胸に秘めていたもの、
言わば、私自身の姿が、真昼のように明るく、私の心に浮かび上がってきたのです。
鳴り渡る響きのように、それは私の耳を打ちました。
凍りついた味気ない異郷で、そのとき初めて、この人こそ味方とわかったのです。
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
Ψ このオペラの全曲動画は、こちら
解説●
ジークムントの愛の歌に応え、ジークリンデが「凍てつく寒い冬の日々に憧れていた春こそあなた」と歌う。
●難易度●
☆
Ω歌手の聴き比べは、こちら。
♪
ドゥ ビスト デア レンツ
ナーハ デム イヒ フェアラングテ
イン フロスティゲン ヴァインタース フリスト
ディヒ グリューステ マイン ヘルツ
ミット ハイリゲム グラオン
アルス ダイン ブリック ツエーアスト ミーア エアブリューテ
フレムデス ヌーア ザー イヒ フォン イエー
フロイトロス ヴァール ミーア ダス ナーエ
アルス ヘット イヒ ニー エス ゲカント
ヴァール ヴァス インマー ミーア カム
ドホ ディヒ カント イヒ
ドイトリッヒ ウント クラール
アルス マイン アオゲ ディヒ ザー
ヴァールスト ドゥ マイン アイゲン
♪
ヴァス イム ブーゼン イヒ バルク
ヴァス イヒ ビン
ヘル ヴィー デア ターク タオフト
エス ミーア アオフ
オ ヴィー テーネンダー シャル シュルークス
アン マイン オーア
アルス イン フロスティヒ オーダー フレムデ
ツエーアスト イヒ デン フロイント エアザー
●日本語訳●
あなたが、その春です。
凍りついた冬の間、私が憧れていた春です。
あなたの眼差しが、初めて私に注がれたとき、
聖なる恐ろしさの思いで、私の心はあなたを迎えたのでした。
それまで、私が目にしていたのは、縁もゆかりもないものばかり、
身の周りのものも、私に冷たいものばかりでした。
すべて、私の身に近づいたものと言えば、およそ見も知らないようなものばかりだったのです。
しかし、あなたは明らかに私が覚えている人でした。
私の目があなたを見たとき、あなたはもう私のものだったのです。
私が胸に秘めていたもの、
言わば、私自身の姿が、真昼のように明るく、私の心に浮かび上がってきたのです。
鳴り渡る響きのように、それは私の耳を打ちました。
凍りついた味気ない異郷で、そのとき初めて、この人こそ味方とわかったのです。
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
Ψ このオペラの全曲動画は、こちら
2009年11月14日土曜日
Nr.71 「恋は小さな泥棒 È amore un ladroncello」(歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』第2幕から)
●解説●
アルバニア男性の求めに応じるべきかどうか、まだ踏ん切りがつかないフィオルデリージを、「恋が心にしのび込んだら、後は任せるしかないのよ」とドラベルラが元気づける。
●難易度●
☆
♪
エ アモーレ ウン ラドロンチェーロ
ウン センペンテッロ エ アモル
エイ トッリエ エ ダ ラ パーチェ
ラ パーチェ
コメ リ ピアーチェ アイ コル
ペル リ オッキ アル セーノ アッペナ
ウン ヴァルコ アプリル スィー ファ
ケ ラニマ インカテーナ
エ トッリエ リベルタ
エ トッリエ リベルタ
エ トッリエ リベルタ
エ アモーレ ウン ラドロンチェーロ
ウン センペンテッロ エ アモル
エイ トッリエ エ ダ ラ パーチェ
ラ パーチェ
コメ リ ピアーチェ アイ コル
♪
ポルタ ドルチェッツァ ドルチェッツァ エ グスト
セ トゥ ロ ラッシ ファール
マ テンピエ ディ ディスグスト
マ テンピエ ディ ディスグスト
セ テンティ ディ プンニャール
ポルタ ドルチェッツァ エ グスト
セ トゥ ロ ラッシ ファール
マ テンピエ ディ ディスグスト
セ テンティ ディ プンニャール
エ アモーレ ウン ラドロンチェーロ
ウン センペンテッロ エ アモル
エイ トッリエ エ ダ ラ パーチェ
ラ パーチェ
コメ リ ピアーチェ アイ コル
♪
セ ネル トゥオ ペット エイ スィエデ
セッリ ティ ベッカ クイ
ファーロ ロ クイ
ケ アンキオ ファーロ コズィ
セ ネル トゥオ ペット エイ スィエデ
セッリ ティ ベッカ クイ
クイ クイ クイ
♪
ファ トゥット クエル キエイ キエーデ
クエル キエイ キエーデ
ケ アンキオ ファーロ コズィ
セッリ ティ ベッカ
セッリ ティ ベッカ
セッリ ティ ベッカ
ベッカ ティ ベッカ ティ ベッカ ティ ベッカ
ベッカ
●日本語訳●
恋は小さな泥棒、恋は蛇。
心に安らぎを与えたり奪ったり。
思いのまま。
恋は私たちの目を通して心に道をつけ、
あっという間に心を縛り、自由を奪ってしまう。
恋は小さな泥棒、恋は蛇。
心に安らぎを与えたり奪ったり。
思いのまま。
恋のなすがままにさせれば甘い楽しい思いができる。
でも、逆らえば、みじめな思いがやってくる。
恋は小さな泥棒、恋は蛇。
心に安らぎを与えたり奪ったり。
思いのまま。
もし、恋が胸にしのび込んだら、後は任せましょう。
私もそうするつもりです。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
2009年11月9日月曜日
Nr.70 「清き女神 Casta Diva」(歌劇『ノルマ』第1幕から)
●解説●
神聖な森に集い、反撃の血気にはやる教徒たちの前に進み出たノルマが、「まだ、その時期ではない」と神のお告げを語り、月の女神に祈りを捧げる。
●難易度●
☆
♪
カスタ ディーヴァ カスタ ディーヴァ ケ イナルジェンティ
クエステ サークレ クエステ サークレ
クエステ サークレ クエステ サークレ
ア ノイ ヴォルジ
イル ベル センビアンテ
ア ノイ ヴォルジ ア ノイ ヴォルジ
イル ベル センビアンテ
アー
イル ベル センビアンテ
センツァ ヌーベ エ センツァ ヴェル
アー
センツァ ヴェル
スィ
アー
センツァ ヴェル
テンプラ オ ディーヴァ テンプラ トゥ デ コーリ アルデンティ
テンプラ アンコル テンプラ アンコル
テンプラ アンコル ロ ゼーロ アウダーチェ
スパルジ イン テッラ アー! クエッラ パーチェ
スパルジ イン テッラ
スパルジ イン テッラ
アー! クエッラ パーチェ
ケ レンニャル レンニャル トゥ ファイ トゥ ファイ ネル チェル
トゥ ファイ アー! スィ ネル チェル
●日本語訳●
清き女神、あなたの銀色の光はこの聖なる老木を洗い清めて下さる。
どうぞ、私たちにもお見せ下さい、その陰りない明るい面を。
和らげて下さい、この燃える心を、人々の興奮を和らげて下さい。
ああ、その快い安らぎで、この地上をも包んで下さい、
天を治める、その快い安らぎで。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ノルマ』全曲(リッカルド・ムーティ/ラベンナ音楽祭管弦楽団)
2009年11月1日日曜日
Nr.69 「さようなら、過ぎし日の美しく楽しい夢よ Addio, del passato bei sogni ridenti 」(歌劇『椿姫』第3幕から)
●解説●
重い胸の病いで床に就いているヴィオレッタが、自分の死が迫っていることを悟り、絶望的な気持ちを歌う。
●難易度●
☆
♪
アッディーオ デル パッサート ベイ ソンニ リデンティ
レ ローゼ デル ヴォルト ジャ ソン パッレンティ
ラモーレ ダルフレード ベル フィーノ ミ マンカ
コンフォルト ソステンニョ デラーニマ スタンカ
コンフォルト ソステンニョ
アー デッラ トラヴィアータ ソッリーディ アル デズィーオ
ア レイ デー ペルドーナ トゥ アッコッリラ オ ディーオ
アー トゥット トゥット フィーニ
オル トゥット オル トゥット オル フィニ
♪
レ ジョイエ イ ドローリ トラ ポーコ アヴラン フィーネ
ラ トンバ アイ モルターリ ディ トゥット エ コンフィーネ
ノン ラグリマ オ フィオーレ アヴラ ラ ミア フォッサ
ノン クローチェ コル ノーメ
ケ コープラ クエストッサ
ノン クローチェ ノン フィオール
アー デッラ トラヴィアータ ソッリーディ アル デズィーオ
ア レイ デー ペルドーナ トゥ アッコッリラ オ ディーオ
アー トゥット トゥット フィーニ
オル トゥット オル トゥット オル フィニ
●日本語訳●
さようなら、過ぎし日の美しく楽しい夢よ。
バラ色の顔立ちも既に青ざめ、
アルフレードの愛さえも残されていないのだわ。
疲れた心の慰めであり、支えだったものが。
ああ、迷える女の望みに微笑んで、
ああ、神様、お許しをお与え下さい。
今はみんな終わってしまったのだわ。
喜びも苦しみも、もうすぐ終わってしまうのね。
お墓は人間にとっては、すべての終わりなの。
私の墓穴には涙も花もないんだわ。
名を刻んだ十字架もないんだわ、
私の骨を覆う。
十字架もないんだわ、花もないんだわ。
ああ、迷える女の望みに微笑んで
ああ、神様、お許しをお与え下さい。
今は、みんな終わってしまったのだわ!
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『椿姫』全曲(ロリン・マゼール指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)
2009年10月26日月曜日
Nr.68 「冬の嵐が Winterstürme wichen 」(楽劇『ワルキューレ』第1幕から)
●解説●
フンディングに眠り薬を飲ませて、広間で抱擁するジークムントとジークリンデ。風で開いた扉に驚くジークリンデに「春が忍び寄ったのだ」とジークムントが歌う。
●難易度●
☆
♪
ヴィンターシュトゥルメ ヴィッヒェン
デム ヴォンネモント
イン ミルデム リヒテ
ロイヒテット デア レンツ
アオフ リンデン リュフテン
ライヒト ウント リープリッヒ
ヴンダー ヴェーベント エーア ズィヒ ヴィークト
ドゥルヒ ヴァルト ウント アオエン
ヴェート ザイン アーテム
ヴァイト ゲエフネット ラフト ザイン アオグ
アオス ゼルガー フェークライン ザンゲ
ズュース エーア テーント
ホルデ ドュフト ハオフト エーア アオス
ザイネム ヴァルメン ブルート エントブリューヘン
ヴォニゲ ブルーメン
カイム ウント シュプロス エントスプリングト
ザイナー クラフト
ミット ツァールター ヴァッフェン ツィアー
ベツヴィングト エーア ディー ヴェルト
ヴィンター ウント シュトゥルム ヴィッヒェン
デア シュタルケン ヴェーア
ヴォール ムステ デン タプフェルン シュトライヒェン
ディー シュトレンゲ テューレ アオフ ヴァイヒェン
ディー トロツィッヒ ウント シュタル ウンス トレンテ
フォン イーム
ツー ザイナー シュヴェスター
シュヴァング エーア ズィヒ ヘーア
ディー リーベ ロックテ デン レンツ
イン ウンスレム ブーゼン
バルク ズィー ズィヒ ティーフ
ヌーン ラハト ズィー ゼーリヒ デム リヒト
♪
ディー ブロイトリッヒェ シュヴェスター ベフライテ
デーア ブルーダー
ツェアトリュンメアト リークト
ヴァス イエー ズィー ゲトレント
ヤオフツェント グリュースト ズィヒ
ダス ユング パール
フェライント ズィント リーベ ウント レンツ
●日本語訳●
冬の嵐が喜びの月影を避けていき、
和やかな光の中に春が輝いている。
柔らかなそよ風に乗って、
優しく愛らしく、奇跡を紡ぎながら春は揺らいでいる。
森にも野にも、春の息吹きは通い、
大きく開いて春の目は微笑みかける。
幸せな小鳥の歌の中から春は優しく響き出て、
快い香りをあたりに通わせる。
春の暖かい血潮からは楽しい花が咲き出で、
春の力強さからは、若い芽や枝が萌え出る。
華やいだ、優しい武器をもって
春は世界を征服する。
もう冬や嵐はこの強い武器を逃れていった。
春の手で勇ましく打ちかかられては、
これまでしぶとく意地を張って、われわれを春から分かち隔てていた厳重な戸も
退却せざるをえなかったらしい。
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
2009年10月19日月曜日
Nr.67 「女は15にもなったら Una donna a quindici anni」(歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』第2幕から)
●解説●
小間使いのデスピーナが初心な姉妹にあきれ、男心を誘惑する術を授ける。
●難易度●
☆
♪
ウナ ドンナ ア クインディチ アンニ
デエ サペル オンニ グラン モーダ
ドヴェ イル ディアーヴォロ ア ラ コーダ
コザ エ ベーネ エ マル コゼ
デエ サペル レ マリツィエッテ
ケ インナモラーノ リ アマンティ
フィンジェル リーゾ フィンジェル ピアンティ
インヴェンタル イ ベイ ペルケ
フィンジェル リーゾ フィンジェル ピアンティ
インヴェンタル イ ベイ ペルケ
♪
デエ イン ウン モメント
ダール レッタ ア チェント
コッレ プピッレ
パルラル コン ミッレ
♪
ダル スペーメ ア トゥッティ
スィエン ベッリ オ ブルッティ
サペル ナスコンデルスィ
センツァ コンフォンデルスィ
センツァ アッロッスィーレ
サペル メンティーレ
サペル メンティーレ
♪
エ クアル レジーナ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
ファルスィ ウッビディル
エ クアル レジーナ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
ファルスィ ウッビディル
パール カッビアン グスト
ディ タル ドットリナ
ヴィヴァ デスピーナ
ケ サ セルヴィル
ケ サ セルヴィル
♪
デエ イン ウン モメント
ダール レッタ ア チェント
コッレ プピッレ
パルラル コン ミッレ
♪
ダル スペーメ ア トゥッティ
スィエン ベッリ オ ブルッティ
サペル ナスコンデルスィ
センツァ コンフォンデルスィ
センツァ アッロッスィーレ
サペル メンティーレ
サペル メンティーレ
エ クアル レジーナ
ダッラルト ソッリオ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
ファルスィ ウッビディル
エ クアル レジーナ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
ファルスィ ウッビディル
エ クアル レジーナ
ダッラルト ソッリオ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
コル ポッソ エ ヴォッリオ
ファルスィ ウッビディル
ファルスィ ウッビディル
ファルスィ ウッビディル
♪
パール カッビアン グスト
ディ タル ドットリナ
ヴィヴァ デスピーナ
ケ サ セルヴィル
ヴィヴァ デスピーナ
ケ サ セルヴィル
ヴィヴァ デスピーナ
ケ サ セルヴィル
ケ サ セルヴィル
ケ サ セルヴィル
●原語歌詞●
Una donna a quindici anniDèe saper ogni gran moda,
Dove il diavolo ha la coda,
Cosa è bene e mal cos'è.
Dèe saper le maliziette
Che innamorano gli amanti,
Finger riso, finger pianti,
Inventar i bei perché.
Finger riso, finger pianti,
Inventar i bei perché.
Dèe in un momento
Dar retta a cento;
Colle pupille
Parlar con mille;
Dar speme a tutti,
Sien belli o brutti;
Saper nascondersi
Senza confondersi;
Senza arrossire
Saper mentire;
Saper mentire;
E, qual regina
Col «posso e voglio»
Col «posso e voglio»
Farsi ubbidir.
E, qual regina
Col «posso e voglio»
Farsi ubbidir.
Par ch'abbian gusto
Di tal dottrina.
Viva Despina
Che sa servir !
Che sa servir !
Dèe in un momento
Dar retta a cento;
Colle pupille
Parlar con mille;
Dar speme a tutti,
Sien belli o brutti;
Saper nascondersi
Senza confondersi;
Senza arrossire
Saper mentire;
Saper mentire;
E, qual regina
Dall'alto soglio,
Col «posso e voglio»
Farsi ubbidir.
E, qual regina
Col «posso e voglio»
Farsi ubbidir.
E, qual regina
Dall'alto soglio,
Col «posso e voglio»
Col «posso e voglio»
Col «posso e voglio»
Farsi ubbidir.
Farsi ubbidir.
Farsi ubbidir.
Par ch'abbian gusto
Di tal dottrina.
Viva Despina
Che sa server !
Viva Despina
Che sa server !
Viva Despina
Che sa server !
Che sa server !
Che sa server !
●日本語訳●
女は15にもなったら世の中のことは一通り知らなくては、
悪魔の尻尾はどこに付いているか、良いことと悪いことの見境い、
恋人たちに恋心を起こさせる手管も知らなくては。
作り笑い、ウソ泣きができなくては。
瞬時に100人の男に気を配り、
目つき一つで1000人の男に意を伝える。
美男だろうと醜男だろうと、すべての男に気を持たせ、
慌てずに自分を隠しとおし、
赤らまずにウソがつけなくては。
玉座の上の女王のように「私の思いのままに」と言って、
男を尻に敷かなくては。
女王のように「私の思いのままに」と言って、
男を尻に敷かなくては。
瞬時に100人の男に気を配り、
目つき一つで1000人の男に意を伝える。
美男だろうと醜男だろうとすべての男に気を持たせ、
慌てずに自分を隠しとおし、
赤らまずにウソがつけなくては。
玉座の上の女王のように「私の思いのままに」と言って、
男を尻に敷かなくては。
私のモットーが気にいったらしいわ。
さすがはデスピーナ、うまくあやしたこと。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
2009年10月13日火曜日
Nr.66 「5月の、ある晴れた日のように Come un bel di maggio 」(歌劇『アンドレア・シェニエ』第4幕から)
●解説●
サン・ラザール監獄で死刑の執行前にシェニエが辞世の詩を歌う。
●難易度●
☆
♪
コメ ウン ベル ディ マッジョ
ケ コン バーチョ ディ ヴェント
エ カレッツァ ディ ラッジョ
スィ スペンニェ インフィルマメント
コル バーチョ イオ ドゥナ リーマ
カレッツァ ディ ポエスィア サルゴ レストレーマ チーマ
デ レシステンツァ ミア
ラ スフェラ ケ カンミナ
ペル オンニ ウマナ ソルテ エッコ ジャ ミ アッヴィチーナ
アローラ デッラ モルテ
エ フォルセ プリア ケ ルルティマ
ミア ストロフェ スィア フィニータ
マヌンチェーラ イル カルネフィーチェ
ラ フィーネ デッラ ヴィータ
スィア ストロフェ ウルティマ デア
アンコル ドーナ アル トゥオ ポエタ ラ ズフォルゴランテ イデア
ラ フィアンマ コンスエタ
イオ ア テ メントレ トゥ ヴィヴィダ
ア メ ズゴルギ ダル クオーレ
ダーロ ペル リーマ イル バーチョ
ウルティモ ディ キ ムオーレ
キ ムオーレ
●日本語訳●
5月の、ある晴れた日にように
微風の接吻を受け、
光の愛撫を受けて
大空に消え去るように、
韻律の接吻と
詩情の愛撫を受けて
私は、私の生涯の
至高の頂きに昇る。
人それぞれの運命に添って巡りゆく車輪は
まさに既に私を死のときへと近づけ、
おそらく私の詩の
最後の一節を綴り終わる前に
死刑執行人は私に告知するだろう、
生命の終わりを。
詩よ、最高の女神よ、
ここで今、一度、あなたの愛する詩人に
心象の閃きを与え
常のごとき炎を燃え上がらせたまへ。
あなたが心の中にはつらつと姿を現したもう間に、
私はあなたに韻律をもって捧げましょう。
死にゆく者の凍りつく吐息を。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『アンドレア・シェニエ』全曲(パタネ指揮/ハンガリー国立交響楽団)
2009年10月5日月曜日
Nr.65 「プロヴァンスの海 Di Provenza il mar」(歌劇『椿姫』第2幕から)
●解説●
ヴィオレッタとの別離の手紙を読んで、怒り悲しむアルフレード。それを父のジェルモンが故郷や家族のことを語って慰める。
●難易度●
☆
♪
ディ プロヴェンツァ イル マル イル スオル
キ ダル コル ティ カンチェッロ?
キ ダル コル ティ カンチェッロ?
ディ プロヴェンツァ イル マル イル スオル
アル ナティーオ フルジェンテ ソル
クアル デスティーノ ティ フロ?
クアル デスティーノ ティ フロ?
アル ナティーオ フルジェンテ ソル
オー ラムメンタ プル ネル ドゥオル
キヴィ ジョイア ア テ ブリッロ
エ ケ パーチェ コラ ソル ス テ スプレンデレ アンコル プオ
エ ケ パーチェ コラ ソル ス テ スプレンデレ アンコル プオ
ディーオ ミ グイド!
ディーオ ミ グイド!
ディーオ ミ グイド!
♪
アー!
イル トゥーオ ヴェッキオ ジェニトル トゥ ノン サイ クアント ソッフリ
トゥ ノン サイ クアント ソッフリ
イル トゥーオ ヴェッキオ ジェニトル
テ ロンターノ ディ スクワッロル イル スオ テット スィ コプリ
イル スオ テット スィ コプリ
ディ スクワッロル ディ スクワッロル
マ セ アルフィン ティ トローヴォ アンコル
セ イン メ スペーメ ノン ファッリ
セ ラ ヴォーチェ デッロノル イン テ アッピエン ノナ アンムティ
マ セ アルフィン ティ トローヴォ アンコル
セ イン メ スペーメ ノン ファッリ
ディーオ メッサウディ! ディーオ メッサウディ!
ディーオ メッサウディ! ディーオ メッサウディ!
マ セ アルフィン ティ トローヴォ アンコル
ティ トローヴォ アンコル
ディーオ メッサウディ! ディーオ メッサウディ!
●日本語訳●
プロヴァンスの海、プロヴァンスの地を
だれがお前の心から忘れさせたのか?
プロヴァンスの海、プロヴァンスの地を、ふるさとの輝くばかりの太陽の魅力を
どんな運命が、お前から奪ったのか?
ふるさとの輝くばかりの太陽の魅力を
ああ、そこで喜びがお前に輝いてくれたことを悲しみの中で思い起こしてほしい。
そして、そこでは今でも平和がお前だけに輝きかけるということを。
神様が私を導いて下さったのだ!
ああ、年老いた父親がどんなに苦しんだかをお前は知っていまい。
お前から遠く離れたその家は荒れてしまったのだ。
だが、もう一度、お前に会えたし、
望みも失われたわけではなかった、
名誉の声も完全にお前から消えてしまったのでないとしたら。
神様は私のことをお聞き下さったのだ!
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『椿姫』全曲(ロリン・マゼール指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)
2009年9月27日日曜日
Nr.64 「武器のありかをお教えしましょう Eine Waffe laß mich dir weisen 」(楽劇『ワルキューレ』第1幕から)
●解説●
ジークムントにノートゥングを与えるため、ノートゥングがフンディングの屋敷の中に生い茂っているトネリコに突き立てられるに至った経緯をジークリンデが話して聞かせる。
●難易度●
☆
Ω歌手の聴き比べは、こちら。
♪
アイネ ヴァッフェ ラス ミヒ ディーア ヴァイゼン
オ ヴェン ドゥ ズィー ゲヴェンスト
デン ヘーアシュテン ヘルデン
ドュルフト イヒ ディヒ ハイセン
デム シュテークシュテン アライン ヴァルト ズィー ベシュティムト
オ メルケ ヴォール
ヴァス イヒ ディーア メルデ
♪
デア メンナー ズィッペ ザス ヒーア イム ザール
フォン フンディング ツーア ホホツァイト ゲラーデン
エーア フライテ アイン ヴァイプ
ダス ウンゲフラークト シェッヒャー イーム シェンクテン
ツーア フラオ
トラオリヒ ザッス イヒ
ヴェーレント ズィー トランケン
アイン フレンダー トラート ダー ヘライン
アイン グライス イン ブラオエム ゲヴァント
ティーフ ヒング イーム デア フート
デア デックト イーム デア アオゲン アイネス
ドホ デス アンドレン シュトラール
アングスト シュフ エス アレン
トラーフ ディー メンナー ザイン メヒティゲス ドロイン
ミーア アライン ヴェックト ダス アオゲ
ズュース ゼーネンデン ハルム
トレーネン ウント トロスト ツグライヒ
♪
アオフ ミヒ ブリックト エーア
ウント ブリッツテ アオフ イエーネ
アルス アイン シュヴェーアト イン ヘンデン エーア シュヴァング
ダス シュティース エーア ヌーン イン デア エッシェ シュタム
ビス ツム ヘフト ハフテット エス ドリン
デム ゾルテ デア シュタール ゲツィーメン
デア アオス デム シュタム エス ツェーク
デア メンナー アレ
ゾー キューン ズィー ズィヒ ミューテン
ディー ヴェア ズィヒ カイナー ゲヴァン
ゲステ カーメン ウント ゲステ ギンゲン
ディー シュテルクシュテン ツォーゲン アム シュタール
カイネン ツォル エントヴィッヒ エーア デム シュタム
ドルト ハフテット シュヴァイゲント ダス シュヴェーアト
♪
ダー ヴスト イヒ ヴェーア デア ヴァール
デア ミヒ グラームフォレ ゲグリュースト
イヒ ヴァイス アオホ
ヴェム アライン イム シュタム ダス シュヴェーアト
エーア ベシュティムト
オ フェンド イヒ イーン ヒーア ウント ホイト
デン フロイント
ケム エーア アオス フレムデン
ツーア エルムシュテン フラオ
♪
ヴァス イエ イヒ ゲリッテン イン グリッムゲム ライト
ヴァス イエ ミヒ ゲシュメルツト
イン シャンデ ウント シュマッハ
ズューセステ ラッヒェ ズューンテ ダン アレス
エアヤクト ヘット イヒ ヴァス イエ イヒ フェアロール
ヴァス イエ イヒ ベヴェイント ヴェール ミーア ゲヴォンネン
フェンド イヒ デン ハイリゲン フロイント
ウムフィング デン ヘルデン マイン アルム
●日本語訳●
武器のありかをお教えしましょう。
あなたがそれを手にすることができたら、
それこそ、最高の勇士と
お呼びしてもよいでしょう。
なぜなら、それは、だれよりも強い人だけしか、
手に取れない定めになっているのですから。
さあ、私が話すことを、よくお聞き下さい!
一門の男たちが
フンディングの婚礼に招かれて、
この広間に居並んでいたときのことです。
彼が妻にした女は、
山賊仲間が有無を言わさず
彼に贈った女でした。
その女、つまり私は、彼らが酒を飲んでいる間、
悲しい思いで座っていました。
すると、見知らぬ、よその人が入ってきました。
灰色の服を着た老人で、
帽子を目深に被り、
片目を隠していました。
しかし、帽子から見えている目の光り方が
一同の人々に不安の思いをつのらせました。
居並ぶ男たちを射すくめるような眼光でしたが、
私だけは、その目から甘い憧れの悲しみを、
そして同時に、涙と慰めを感じたのでした。
老人はちらりと私を見てから、
一同の者をにらみつけ、
両手に剣を振りかざし、
それを、あのトネリコの幹へ、深く突き立てたのです、柄までも通れとばかり。
だれでも、幹から引き抜く者があれば、
その剣を与えるということだったので、
場にいる男たちが一人残らず限りを尽しましたが、
だれ一人、手に入れることができなかったのです。
その後も、ここに出入りした客人で、
腕に覚えのある人々が、
手をかけては引き抜こうとしましたが、
剣は、食い込んだ幹からびくとも動かず、
あの通り、黙して、突き立ったままです。
やがて私はわかってきました、
あのとき、深い悲しみに落ち込んでいた自分を訪ねてくれたのが誰だったのかが。
しかも今、わかったのです、
その人が、あの剣をいったい誰に与えるつもりで
幹に突き立てたかということも。
ああ、ここで今日、見つけられたら、
その友を。
よその土地から来てくれたら、
最もかわいそうな女のために。
かつて大きな苦しみの中で耐えてきたもの、
苦しんできたものすべてを、
恥辱と屈辱の中で、
復讐が償ってくれるでしょう!
私は取り戻すでしょう、かつて失ったすべてを、
かつて涙して嘆いたすべてを。
聖なる友を見つけて、
その勇士を腕に抱くことができたら!
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
Ψ このオペラの全曲動画は、こちら
ジークムントにノートゥングを与えるため、ノートゥングがフンディングの屋敷の中に生い茂っているトネリコに突き立てられるに至った経緯をジークリンデが話して聞かせる。
●難易度●
☆
Ω歌手の聴き比べは、こちら。
♪
アイネ ヴァッフェ ラス ミヒ ディーア ヴァイゼン
オ ヴェン ドゥ ズィー ゲヴェンスト
デン ヘーアシュテン ヘルデン
ドュルフト イヒ ディヒ ハイセン
デム シュテークシュテン アライン ヴァルト ズィー ベシュティムト
オ メルケ ヴォール
ヴァス イヒ ディーア メルデ
♪
デア メンナー ズィッペ ザス ヒーア イム ザール
フォン フンディング ツーア ホホツァイト ゲラーデン
エーア フライテ アイン ヴァイプ
ダス ウンゲフラークト シェッヒャー イーム シェンクテン
ツーア フラオ
トラオリヒ ザッス イヒ
ヴェーレント ズィー トランケン
アイン フレンダー トラート ダー ヘライン
アイン グライス イン ブラオエム ゲヴァント
ティーフ ヒング イーム デア フート
デア デックト イーム デア アオゲン アイネス
ドホ デス アンドレン シュトラール
アングスト シュフ エス アレン
トラーフ ディー メンナー ザイン メヒティゲス ドロイン
ミーア アライン ヴェックト ダス アオゲ
ズュース ゼーネンデン ハルム
トレーネン ウント トロスト ツグライヒ
♪
アオフ ミヒ ブリックト エーア
ウント ブリッツテ アオフ イエーネ
アルス アイン シュヴェーアト イン ヘンデン エーア シュヴァング
ダス シュティース エーア ヌーン イン デア エッシェ シュタム
ビス ツム ヘフト ハフテット エス ドリン
デム ゾルテ デア シュタール ゲツィーメン
デア アオス デム シュタム エス ツェーク
デア メンナー アレ
ゾー キューン ズィー ズィヒ ミューテン
ディー ヴェア ズィヒ カイナー ゲヴァン
ゲステ カーメン ウント ゲステ ギンゲン
ディー シュテルクシュテン ツォーゲン アム シュタール
カイネン ツォル エントヴィッヒ エーア デム シュタム
ドルト ハフテット シュヴァイゲント ダス シュヴェーアト
♪
ダー ヴスト イヒ ヴェーア デア ヴァール
デア ミヒ グラームフォレ ゲグリュースト
イヒ ヴァイス アオホ
ヴェム アライン イム シュタム ダス シュヴェーアト
エーア ベシュティムト
オ フェンド イヒ イーン ヒーア ウント ホイト
デン フロイント
ケム エーア アオス フレムデン
ツーア エルムシュテン フラオ
♪
ヴァス イエ イヒ ゲリッテン イン グリッムゲム ライト
ヴァス イエ ミヒ ゲシュメルツト
イン シャンデ ウント シュマッハ
ズューセステ ラッヒェ ズューンテ ダン アレス
エアヤクト ヘット イヒ ヴァス イエ イヒ フェアロール
ヴァス イエ イヒ ベヴェイント ヴェール ミーア ゲヴォンネン
フェンド イヒ デン ハイリゲン フロイント
ウムフィング デン ヘルデン マイン アルム
●日本語訳●
武器のありかをお教えしましょう。
あなたがそれを手にすることができたら、
それこそ、最高の勇士と
お呼びしてもよいでしょう。
なぜなら、それは、だれよりも強い人だけしか、
手に取れない定めになっているのですから。
さあ、私が話すことを、よくお聞き下さい!
一門の男たちが
フンディングの婚礼に招かれて、
この広間に居並んでいたときのことです。
彼が妻にした女は、
山賊仲間が有無を言わさず
彼に贈った女でした。
その女、つまり私は、彼らが酒を飲んでいる間、
悲しい思いで座っていました。
すると、見知らぬ、よその人が入ってきました。
灰色の服を着た老人で、
帽子を目深に被り、
片目を隠していました。
しかし、帽子から見えている目の光り方が
一同の人々に不安の思いをつのらせました。
居並ぶ男たちを射すくめるような眼光でしたが、
私だけは、その目から甘い憧れの悲しみを、
そして同時に、涙と慰めを感じたのでした。
老人はちらりと私を見てから、
一同の者をにらみつけ、
両手に剣を振りかざし、
それを、あのトネリコの幹へ、深く突き立てたのです、柄までも通れとばかり。
だれでも、幹から引き抜く者があれば、
その剣を与えるということだったので、
場にいる男たちが一人残らず限りを尽しましたが、
だれ一人、手に入れることができなかったのです。
その後も、ここに出入りした客人で、
腕に覚えのある人々が、
手をかけては引き抜こうとしましたが、
剣は、食い込んだ幹からびくとも動かず、
あの通り、黙して、突き立ったままです。
やがて私はわかってきました、
あのとき、深い悲しみに落ち込んでいた自分を訪ねてくれたのが誰だったのかが。
しかも今、わかったのです、
その人が、あの剣をいったい誰に与えるつもりで
幹に突き立てたかということも。
ああ、ここで今日、見つけられたら、
その友を。
よその土地から来てくれたら、
最もかわいそうな女のために。
かつて大きな苦しみの中で耐えてきたもの、
苦しんできたものすべてを、
恥辱と屈辱の中で、
復讐が償ってくれるでしょう!
私は取り戻すでしょう、かつて失ったすべてを、
かつて涙して嘆いたすべてを。
聖なる友を見つけて、
その勇士を腕に抱くことができたら!
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
Ψ このオペラの全曲動画は、こちら
2009年9月24日木曜日
Nr.63 「恋人からの愛のそよ風は Un'aura amorosa」(歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』第1幕から)
●解説●
妹ドラベルラの貞淑ぶりを信じ切ったフェランドが、哲学者ドン・アルフォンソとの賭けにもう勝った気になって恋の幸せを歌う。
●難易度●
☆
♪
ウナウラ アモローザ
デル ノストロ テゾーロ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
ウナウラ アモローザ
デル ノストロ テゾーロ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
♪
アル コル ケ ヌドリト
ダ スペーメ ダ アモーレ
ダ スペーメ ダ アモーレ
ディ ウネスカ ミッリオーレ
ビゾンニョ ノンナ
ディ ウネスカ ミッリオーレ
ビゾンニョ ノンナ
ビゾンニョ ノンナ
ビゾンニョ ノンナ
♪
ウナウラ アモローザ
デル ノストロ テゾーロ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
ウナウラ アモローザ
デル ノストロ テゾーロ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
アル コル ポルジェーラ
アル コル ポルジェーラ
ウン ドルチェ リストーロ
アル コル ポルジェーラ
●日本語訳●
恋人からの愛のそよ風は優しい慰めを心に与える。
僕らの恋人の愛の夢に育まれた、この心に
これ以上に何も望むものはない。
恋人からの愛のそよ風は優しい慰めを心に与える。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
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