●解説●
リッカルドがエルヴィーラに対して後ろめたい気持ちを抱いているのを察したジョルジョが、恋敵であるアルトゥーロの救出を促す。
☆
(GIORGIO)
イル リヴァル サルヴァル トゥ デイ
イル リヴァル サルヴァル, サルヴァル トゥ プオイ
(RICCARDO)
イオ ノル ポッソ
(GIORGIO)
ノ? トゥ ノル ヴオイ
(RICCARDO)
ノ
(GIORGIO)
トゥ イル サルヴァ !
(RICCARDO)
ノ, アー
! ノ, エイ ペリラ !
(GIORGIO)
トゥ クエッローラ オル ベン リメンブリケ フッジ ラ プリジョニエラ
(RICCARDO)
スィー
(GIORGIO)
エ ダルトゥーロ フ コルパ インテラ ?
(RICCARDO)
トゥア ファヴェッラ オルマイ ・・・(GIORGIO)
エ ヴェラ
(RICCARDO)
パルラ アペルト
(GIORGIO)
ホ デット アッサイ
(RICCARDO)
フ イル ヴォレル デル パルラメントセ ア コルイ ラ ペーナ エストレマ
デイ リベッリ ラルディメント
イン アルトゥール
イン アルトゥール スィ ドメラ
イオ ノン ロディオ, イオ ノル パヴェント
マ リンデンニョ
マ リンデンニョ ペリラ
ペリラ
(GIORGIO)
ノ ! ウン レオ トルメントオル ティンヴァード エ アッチェカ ・・・ アー ! トレーマ !
イル リモルゾ エ ロ スパヴェント
ラ トゥア ヴィータ
ラ トゥア ヴィータ ストラツィエラ
セ イル リヴァル ペル テ フィア スペント
ウナルトラルマ
ウナルトラルマ
ウナルトラルマ セコ アンドラ
●日本語訳●
(GIORGIO)敵を救わなければならない、君は。
敵を救うことができる、君は。
(RICCARDO)
それはできない。
(GIORGIO)
できない? 君は望んでいないのか。
(RICCARDO)
できない。
(GIORGIO)
救うのだ!
(RICCARDO)
いやです、ああ! できない、彼は死ぬでしょう!
(GIORGIO)
君はあのときのことをよく覚えている、女囚人を逃した。
(RICCARDO)
はい。
(GIORGIO)
まったくアルトゥーロの罪だろうか?
(RICCARDO)
どういうことです・・・
(GIORGIO)
真実だ。
(RICCARDO)
はっきり言って下さい。
(GIORGIO)
十分に言った。
(RICCARDO)
議会の決定です、彼が極刑に値するというのは。
あらゆる反逆の大罪は
アルトゥーロの
死によって償われるでしょう。
彼を憎んでもいないし、恐れてもいない。
しかし、価値のない者は
滅びるでしょう。
(GIORGIO)
いや! 邪悪な憎しみが君の心に入り込み、君の分別を失わせている…ああ、恐れよ!
後悔と恐怖が
君の人生を
滅ぼすだろう。
もし敵が君によって滅ぼされたならば
他の魂が
君に付きまとうことになるだろう。
歌劇『清教徒』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ローマRAI交響楽団&合唱団)
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