2014年1月11日土曜日

Nr.270 「私は卑しい下僕 Io son l'umile ancella」(歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』第1幕から)


●解説●
コメディ・フランセーズの舞台裏で、開幕の前に、東洋風の豪奢な衣装をまとった女優のアドリアーナが、詰めかけている人々の賛辞に対し、謙遜と自負がない交ぜになった自己意識を歌う。
        
●難易度●
(易)

イオ ソン ルミレ アンチェッラ
デル ジェニオ クレアトル
エイ モッフレ  ファヴェッラ
イオ  ディッフォンド アイ コル...
デル ヴェルソ  ソン ラッチェント
レコ デル ドランマ ウマン
イル フラジレ ストルメント
ヴァッサッロ デッラ マン...
ミテ ジョコンダ アトローチェ
 キアーモ  キアーモ フェデルタ
ウン ソッフィオ   ミア ヴォーチェ
ウン ソッフィオ   ミア ヴォーチェ
 アル ノヴォ ディ モッラ...モッラ...

日本語訳
私は卑しい下僕、
偉大なる創造主の。
語る能力を授かって、
人々に伝えるだけ。
私は詩の調べ、人間のドラマのこだまにして、
書き手の操るままになる、
弱々しい道具にすぎません。
柔和にも快活にも残忍にも、
私は忠実なる者。
私の声は風のそよぎ、
明日には消えていきましょう。

 ●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』全曲(R.Palumbo/Teatro Regio Torino)




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