2010年6月29日火曜日

Nr.100 「さあ、手を差し伸べよ Her die Hand, es muß ja sein 」(オペレッタ『ジプシー男爵』第2幕から)


●解説●
徴兵官としてやってきたホモナイ伯爵。徴兵の歌を歌った後、みんなに徴兵の酒を勧める。

●難易度●



ヘーア ディー ハント エス ムス ヤー ザイン
ラッス ダイン リープヒェン ファーレン
トリンク ミット ウンス フォム ヴェルバーバイン
コンム ツー デン フザーレン
ヒーア デア チャコ ヘーア デン フート
ツィー ミット ウンゼルン シャーレン
ダス ダイン ゼーベル ヴンダー トゥート
ハー デア ファイント ゾル エス エアファーレン

ブルーダー コンム ツム ミリテーア
ラッス フォン ウンス ディヒ ヴェルベン
コンム エス ムス ダス ウンガルヘーア
ズィーゲン オーダー シュテルベン
リーバー メーゲ ウンザー ブルート
ザイネ エーアデ フェルベン
エー ディー ハント イン カンプフェ ルート
ディー ウンス デン ファイント ゾル フェアデルベン

ヴィーア アレ ヴォレン ルスティヒ ザイン
バイム フォレン グラーゼ ヴァイン
バイム フォイアーヴァイン ゾー ヘル ウント クラール
ヴィー リープト イーン デア フザール ハイ
ウント ヴォー デア ヴァイン ナーハ ルスト ゲダイト
ダス ズィント ツー イェーダー ツァイト
アオホ アレ メーデル ヴンダーバール ハイ
ヴィー リープト イーン デア フザール ハイ
ドゥー ブラオネ クライネ ツィーア ディヒ ニヒト
ダス キュッセン イスト フザーレンプフリヒト
ダイン ブルシュ ウント ドゥー イーア ザイト アイン シュムッケス
パール ハイ
ディー リープ イスト ヴィー デア ヴァイン ゾー ズュース
ダイン クス ダス イスト ヤー ガンツ ゲヴィス
コンム ヘーア ダス フェアシュテート デア フザール ヤー
シュテーツ ゾレン リーベ ヌーア ウント ヴァイン
デス レーベンス ヴュルツェ ザイン ヤー
イーア バイデ ズュース ウント クラール ウン ヴァール
ゾー リープト ズィー デア フザール ヤー

●日本語訳●
さあ手を差し延べよ、国民の義務だ。
恋人と別れて、徴兵の酒を飲んでくれ。
軽騎兵に参加せよ!
君の帽子はこちらへ寄こし、そして、軍帽を被るのだ。
われらが軍とともに進めば、君の剣は奇跡をもらたす!

兄弟よ、軍隊に来たれ。
徴兵に応ぜよ。
来たれ、ハンガリー軍には勝利か死あるのみ。
敵に負かされ、降参するよりは、
我々の血が祖国の土を彩るほうを選ぼう。

愉快にやろう、酒を飲んで。
軽騎兵は火酒が大好物!
洒が気持ちを陽気にすれば、
どんなときでも娘もまたすばらしい!
軽騎兵は娘が大好き!
かわいい娘さん、恥ずかしがるな。
接吻は軽騎兵の義務!
あなたの恋人とあなたとはまったくお似合いの二人だよ!
恋は酒のように甘く、
お前の接吻ももちろん甘い。
おいで、軽騎兵たちは分かっている!
恋と酒とは人生の味!
そうだ、二つとも甘く陽気で真実で、軽騎兵たちの大好物!

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『ジプシー男爵』全曲(アッカーマン指揮フィルハーモニア管弦楽団)



2010年6月20日日曜日

Nr.99 「どこにあるのかしら Dove sono i bei momenti」(歌劇『フィガロの結婚』第2幕から)


●解説●
伯爵夫人が、夫の愛を取り戻すのに他人の助けを必要としなければならない現在の不幸を嘆き、失われた幸福を追想する。

●難易度●



ドヴェ ソノ イ ベイ モメンティ
ディ ドルチェッツァ エ ディ ピアチェル
ドヴェ アンダロ イ ジュラメンティ
ディ クエル ラッブロ メンツォンニェル
ディ クエル ラッブロ メンツォンニェル
ペルケ マイ セ イン ピアンティ エ イン ペーネ
ペル メ トゥット スィ カンジョ
ペル メ トゥット スィ カンジョ
ラ メモリア ディ クエル ベーネ
ダル ミオ セン ノン トラパッソ
ダル ミオ セン ノン トラパッソ
ドヴェ ソノ イ ベイ モメンティ
ディ ドルチェッツァ エ ディ ピアチェル
ドヴェ アンダロ イ ジュラメンティ
ディ クエル ラッブロ メンツォンニェル
アー セ アルメン ラ ミア コスタンツァ
ネル ランジュレ アマンド オンニョル
ミ ポルタッセ ウナ スペランツァ
ディ カンジャル リングラート コル
ディ カンジャル リングラート コル
アー セ アルメン ラ ミア コスタンツァ
アー セ アルメン ラ ミア コスタンツァ
ネル ランジュレ アマンド オンニョル
ミ ポルタッセ ウナ スペランツァ
ディ カンジャル リングラート コル
ディ カンジャル リングラート コル
ディ カンジャル リングラート コル
ディ カンジャル リングラート コル
ディ カンジャル リングラート コル
ディ カンジャル リングラート コル

●日本語訳●
どこにあるのかしら?
甘さと喜びの美しいときは。
どこに行ったのかしら?
あの嘘つきの唇がなした誓いは。
涙と苦しみの中で、
私にとってすべてが変わってしまったのに
どうして、あの幸せの思い出が
私の胸から去らなかったのかしら?
どこにあるのかしら?
甘さと喜びの美しいときは。
どこに行ったのかしら?
あの嘘つきの唇がなした誓いは。
ああ、せめて、いつも愛することによって
悩んでいる私の一途な気持ちが
あの情け知らずを改心させる希望を
私に持たせてくれたなら!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『フィガロの結婚』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2010年6月12日土曜日

Nr.98 「激しい愛の火の Contro un cor che accende amore」(歌劇『セビリヤの理髪師』第2幕から)

●解説●
ドン・バジーリオの代稽古に来た弟子アロンゾがリンドーロの扮装であることに気づいたロジーナが、大喜びでリンドーロと歌の稽古を始める。

●難易度●                  



(ROSINA)
コントロ ウン コル ケ アッチェンデ アモレ
ディ ヴェラーチェ インヴィット アルドレ
サルマ インヴァン ポテル ティランノ
ディ リゴル ディ クルデルタ
ドンニ アッサルト ヴィンチトレ
センプレ アモル トリオンフェラ
アー リンドーロ ミオ テソロ
セ サペッスィ セ ヴェデッスィ
クエスト カーネ ディ トゥトレ
アー ケ ラッビア ケ ミ ファ
カーロ ア テ ミ ラッコマンド
トゥ ミ サルヴァ ペル ピエタ
(CONTE)
ノン テメル ティ ラッシウラ
ソルテ アミカ ア ノイ サーラ
(ROSINA)
ドゥンクエ スペーロ
(CONTE)
ア メ タッフィダ
(ROSINA)
エ イル ミオ コル
(CONTE)
ジュビレーラ
(ROSINA)
カーラ イマジネ リデンテ
ドルチェ イデア ドゥン リエト アモレ
トゥ マッチェンディ イン ペット イル コレ
トゥ ミ ポルティ ア デリラル

●日本語訳●
(ROSINA)
激しい愛の火の燃える心に対しては
強制的な力も酷い力も何の役にも立ちません。
どんな攻撃に対しても
勝利するのはいつも愛なのです。
ああ、私のいとしいリンドーロ。
もしもあなたが
この犬のような後見人が
どんなにイライラさせるのかご存知でしたら!
いとしいあなた、お願いです。
どうぞ私をお助け下さい!
(CONTE)
ご心配なく。運命はきっと私たちに微笑みますとも。
(ROSINA)
それでは希望を持ってもいいのですか?
(CONTE)
私を信じて下さい。
(ROSINA)
そして私の心は?
(CONTE)
報いられますとも。
(ROSINA)
微笑みにあふれる、いとしい面影よ
甘い恋の面影よ
あなたは私の心を燃え上がらせ
うっとりとさせます。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『セビリヤの理髪師』全曲(ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー室内管弦楽団)

2010年6月7日月曜日

Nr.97 「日曜日ごとに教会で Tutte le feste al tempio」(歌劇『リゴレット』第2幕から)


●解説●
リゴレットに促されて、ジルダがマントヴァ公爵との出会いを語り始める。

●難易度●

 

トゥッテ レ フェステ アル テンピオ
メントレ プレガーヴァ イッディーオ
ベッラ エ ファターレ ウン ジョーヴィネ
オッフリアスィ アル グアルド ミオ
セ イ ラップリ ノストリ タックエロ
ダロッキ イル コル イル コル パルロ

フルティーヴォ フラ レ テーネブレ
ソル イエーリ ア メ ジュンジェーヴァ
ソーノ ストゥデンテ ポーヴェロ
コンモッソ ミ ディチェーヴァ
エ コン アルデンテ パルピト
アモル ミ プロテスト
パルティ パルティ
イル ミオ コーレ アプリーヴァスィ
ア スペーメ ピゥ グラディータ
クアンド インプロッヴィーズィ アッパルヴェーロ
コロル ケ マン ラピータ
エ ア フォルツァ クイ マッドゥッセロ
ネッランスィア ピゥ クルデル

●日本語訳●
日曜日ごとに教会でお祈りを捧げていると
美しい若者が不思議な縁か、私の前に現れました。
二人の唇は閉じてはいても目と目で心は通いました。

こっそり闇に紛れてあの人が一人で夕べ、私のもとへ来たのです。
学生で貧乏だと感情を昂ぶらせ、
胸の鼓動も激しく恋を私に打ち明けました。
帰った後に、私の心は幸福な希望に満たされました。
そのとき、男たちが不意に現れ、私はさらわれてしまいました。
生きた心地もしない不安のうちに無理やり、ここに連れてこられたのです。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『リゴレット』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団)