2016年11月1日火曜日

Nr.394 「吉と出ようが、凶と出ようが So gut und schlimm es geh'」(楽劇『神々のたそがれ』序幕から)


●曲目解説●
かつては見事に繁っていたトネリコの木から、ヴォータンが1本の槍を作り、そのために大樹が枯れ、それ以後はモミの木で綱を縒ることになった経緯を第1のノルンが語る。 

●難易度●
(易)
ゾー グート ウント シュリム エス ゲー
シュリンク イヒ ダス ザイル ウント ズィンゲ
アン デア ヴェルテシェ ヴォプ イヒ アインスト
ダー グロス ウント シュターク デム シュタム エントグリュンテ
ヴァイヒリヒャー エステ ヴァルト
イム キューレン シャッテン ラオシュト アイン クエル
ヴァイシャイト ラオネント ラン ザイン ゲヴェル
ダー ザング イヒ ハイルゲン ズィン
アイン キューナー ゴット
トラット ツム トルンク アン デン クエル
ザイナー アオゲン アイネス
ツァールト エア アルス エヴィゲン ツォル
フォン デア ヴェルテシェ
ブラハ ダー ヴォータン エイネン アスト
アイネス シュペーレス シャフト
エントシュニット デア シュタルケ デム シュタム
イン ランガー ツァイテン ラオフ
ツェールテ ディー ヴンデ デン ヴァルト
ファルプ フィーレン ディー ブレッター
デュー ダルプテ デア バオム
トラオリヒ フェアズィークテ デス クエッレ トランク
トリューベン ズィンネス ヴァルト マイン ゲザンク
ドホ ヴェプ イヒ ホイト
アン デア ヴェルテシェ ニヒト メーア
ムス ミア ディー タンネ
タオゲン ツー フェッセルン ダス ザイル
ズィンゲ シュヴェスター ディル ヴェルフ イヒス ツー
ヴァイスト ドゥ ヴィー ダス ヴィルト ?

●日本語訳●
吉と出ようが、凶と出ようが、
綱を巻き付けて、歌いましょう。
ああ、昔は「世界樹」に巻き付けていたのに。 
その木の幹からは、力強く、雄々しく、
神聖な枝々が緑に茂っていたものだった。
涼しい木陰に泉がさざめき、
その水の音は、知恵をささやいていた。
だから、私は、神聖な想いを歌ったものよ。 
ある時、大胆な神が 
泉の水を飲みにやって来て、 
片方の目を、
永遠の代償として差し出した。
その代わり、この世界樹から 
ヴォータンは、一つの枝を伐り取ったのよ。
強い神にふさわしい槍の柄を作るため、
幹から枝を切り離したの。 
でも、長い歳月のうちに、
その傷が、森を壊してしまった。
葉は落ち、
樹は枯れ果てて、
悲しいかな、泉の水も涸れ果てた
今や、私の歌は、暗い想いばかり。
そうよ・・・もはや世界樹には
綱を掛けられない。
私は、このモミの木に
掛けることしかできないの
さあ、歌って、綱をあなたに投げるから。 
知ってる?それからどうなるか?

●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『神々のたそがれ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)



「オペラ・ファン憩いの家」プロジェクト

0 件のコメント: