2008年12月21日日曜日

Nr.32 「崇高な殿堂よ」(歌劇『タンホイザー』第2幕から)


●解説●
タンホイザーが行方不明になってから足を踏み入れることがなかった、歌合戦の行なわれる大広間に、エリーザベトが挨拶し、タンホイザーが帰ってきた喜びを歌う。

●難易度●



ディヒ トイレ ハレ
グリュース イヒ ヴィーダー
フロー グリュース イヒ ディヒ
ゲリープテル ラオム!
イン ディーア エアヴァッヘン ザイネ リーダー
ウント ヴェッケン ミヒ アオス デューストレム トラオム
ダー エーア アオス ディーア ゲシーデン
ヴィー エート エアシーンスト ドゥ ミーア!
アオス ミーア エントフロー デア フリーデン
ディー フロイデ ツォーク アオス ディーア

ヴィー イエッツト マイン ブーゼン ホーホ ズィヒ ヘーベト
ゾー シャインスト ドゥ イエッツト ミーア
シュトルツ ウント ヘール
デア ミヒ ウント ディヒ ゾー ノイ ベレーベト
ニヒト ヴァイルト エーア フェルネ メーア

ヴィー イエッツト マイン ブーゼン ホーホ ズィヒ ヘーベト
ゾー シャインスト ドゥ イエッツト ミーア
シュトルツ ウント ヘール
デア ミヒ ウント ディヒ ゾー ノイ ベレーベト
ニヒト レンゲル ヴァイルト エーア フェルネ メーア
ザイ ミーア ゲグリュースト
ザイ ミーア ゲグリュースト
ドゥ トイレ ハレ
ザイ ミーア ゲグリュースト
ザイ ミーア ゲグリュースト
ドゥ トイレ ハレ
ザイ ミーア ゲグリュースト

●日本語訳●
崇高な殿堂よ、私はお前に挨拶を送ります、喜びにあふれて。
愛する殿堂よ!
お前の中で彼の歌は目覚め、私を沈鬱な夢から目覚めさせるのです。
彼がお前を見捨ててから、お前も、私には荒れ果てて見えたものです!
安穏は私から去り、お前から喜びが奪われた。

今、私の胸が高鳴るように、お前もまた私には誇らかに気高く見える。
彼は、私をもお前をも新たに息づかせたのです。
彼はもはや遠くにいるのではないのです。

今、私の胸が高鳴るように、お前もまた私には誇らかに気高く見える。
彼は、私をもお前をも新たに息づかせたのです。
彼はもはや遠くにいるのではないのです。
私の挨拶を受けなさい!

崇高な殿堂よ、私の挨拶を受けなさい!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『タンホイザー』全曲(ジュゼッペ・シノポリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)




2008年12月14日日曜日

Nr.31 「その間に私の恋人を Il mio tesoro intanto」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第2幕から)


●解説●
ドン・ジョヴァンニが犯人だと確信したオッターヴィオが、仲間たちに「自分が仇を討って帰るまで、恋人を慰めてやってほしい」と懇願する。

●難易度●



イル ミオ テゾーロ インタント
アンダーテ アンダーテ ア コンソラール
エ デル ベル チッリオ イル ピアント
チェルカーテ ディ アシウガール
チェルカーテ チェルカーテ チェルカーテ ディ アシウガール
チェルカーテ ディ アシウガール
ディテーレ ケ イ スオイ トルティ
ア チェンディカール イオ ヴァード
ア チェンディカール イオ ヴァード
ケ ソル ディ ストラージ エ モルティ
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール スィー
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール
イル ミオ テゾーロ インタント
アンダーテ アンダーテ ア コンソラール
エ デル ベル チッリオ イル ピアント
チェルカーテ ディ アシウガール
チェルカーテ チェルカーテ チェルカーテ ディ アシウガール
チェルカーテ ディ アシウガール
ディテーレ ケ イ スオイ トルティ
ア チェンディカール イオ ヴァード
ア チェンディカール イオ ヴァード
ケ ソル ディ ストラージ エ モルティ
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール
ケ ソル ディ ストラージ エ モルティ
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール スィー
ヌンツィオ ヴォッリオ トルナール

●日本語訳●
その間に私の恋人を慰めてあげて下さい。
そして、その美しい睫毛の涙が乾くときがくるのを
見ていてあげて下さい。
あの人に告げて下さい。
私が行って、あの男の悪事を罰することを。
あの男が死んだという知らせだけを持って帰ってくることを。
その間に私の恋人を慰めてあげて下さい。
そして、その美しい睫毛の涙が乾くときがくるのを
見ていてあげて下さい。
あの人に告げて下さい。
私が行って、あの男の悪事を罰することを。
あの男が死んだという知らせだけを
持って帰ってくることを。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィル)





2008年12月7日日曜日

Nr.30 「みんなは私のことをミミと呼びます Sì. Mi chiamano Mimì」(歌劇『ラ・ボエーム』第1幕から)


●解説●
ロウソクの火を借りにきたのが縁で初めて出会い、恋に落ちてしまったロドルフォとミミ。ロドルフォから愛を打ち明けられ、ミミが自分の身の上話をする。

●難易度●



スィ
ミ キアマノ ミミ
マ イル ミオ ノメ エ ルチーア
ラ ストリア ミア エ ブレーヴェ
ア テーラ オ ア セータ リカーモ イン カーザ エ フオーリ
ソン トランクイッラ エ リエータ
エド エ ミオ ズヴァーゴ
ファル ジッリ エ ロゼ
ミ ピアッチョン クエッレ コゼ
ケ アン スィ ドルチェ マリーア
ケ パルラノ ダモル ディ プリマヴェーレ
ケ パルラノ ディ ソンニ エ ディ キメーレ
クエッレ コゼ ケ アン ノメ ポエズィーア
レイ ミンテンデ?

ミ キアマノ ミミ
イル ペルケ ノン ソ
ソーラ ミ フォ
イル プランツォ ダ メ ステッサ
ノン ヴァード センプレ ア メッサ
マ プレーゴ アッサイ イル スィンニョーレ
ヴィーヴォ ソーラ ソレッタ
ラ イン ウナ ビアンカ カメレッタ
グアルド スィ テッティ エ イン チェーロ
マ クアンド ヴィエン ロ ズジェーロ
イル プリモ ソーレ エ ミオ
イル プリモ バーチョ デッラプリーレ エ ミオ!
イル プリモ ソーレ エ ミオ
ジェルモッリア イン ウン ヴァーゾ ウナ ロザ
フォッリア ア フォッリア ラ スピーオ!
コズィ ジェンティレ
イル プロフーモ ドゥン フィオレ!
マ イ フィオル キオ ファッチョ アイメ!
イ フィオル キオ ファッチョ アイメ!
ノン アンノ オドーレ
アルトロ ディ メ ノン レ サプレイ ナッラーレ
ソノ ラ スア ヴィチーナ
ケ ラ ヴィエン フオーリ ドラ アイムポルトゥナーレ

●日本語訳●
はい。
みんなは私のことをミミと呼びます。
でも、私の名前はルチアなのです。
私の話は簡単です。
私は家や外で麻や絹に刺繍をしています。
心穏やかで幸せで、ユリやバラを作るのが慰めになっています。
私を喜ばせてくれるものと言えば
甘い魔力を持っていて、愛や青春について語ってくれるもの
夢や空想について語ってくれる、つまり詩という名を持っているものです。
おわかりになって?

みんなは私のことをミミと呼びます。
なぜだか、わかりませんけど。
私はたった一人で食事をします。
いつもミサに行くというわけではありませんが、
神様にはよくお祈りします。
私は一人で、一人ぼっちで向こうの白い小さな部屋で暮しています、
屋根の上と空を眺めながら。
でも雪が溶ける時期が来ると最初の太陽が私のものなの。
4月の最初の接吻が私のものなの。
最初の太陽が私のものなの。
鉢の中にバラが芽を吹いて最初の太陽が私のものなの。
木の葉が一枚一枚出てくるのを眺めているの。
花の香りは、なんて素敵なんでしょう。
でも、私が作る花は、ああ、悲しいことに香りがないの。
私について他に話をすることはないと思います。
こんな変な時間にご迷惑をかけにくるお隣です。

●ヒアリングに使ったCD●
歌劇『ラ・ボエーム』全曲(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年12月1日月曜日

Nr.29 「神よ、平和を与えたまえ Pace, pace, pace, pace, mio Dio !」(歌劇『運命の力』第4幕から)


●解説●
僧院の裏山の岩窟を庵として隠棲するレオノーラが「苦悩よりも死を」と神に祈る。                                     

●難易度●

 

パーチェ パーチェ パーチェ パーチェ ミオ ディオ!
パーチェ ミオ ディオ!

クルーダ ズヴェントゥーラ
マストリンジェ アイメ ア ラングイル
コーメ イル ディ プリーモ
ダ タンタンニ ドゥーラ
プロフォンド イル ミオ ソッフリル
パーチャ パーチャ パーチャ ミオ ディオ!
パーチャ ミオ ディオ!

ラマイ リ エ ヴィル!
マ ディ ベルタ エ ヴァローレ
コタント イッディオ ロルノ
ケ ラーモ アンコル
ネ トッリェルミ ダル コーレ
リンマージン スア サプロ
ファタリタ! ファタリタ! ファタリタ!
ウン デリット ディスジュンティ ナ クアッジュ!

アルヴァーロ イオ ターモ
エ ス ネル チェーロ エ スクリット
ノン ティ ヴェドロ マイ ピゥ!
オー ディオ ディオ ファ キオ ムオイア
ケ ラ カルマ プオ ダルミ モルテ ソル
インヴァン ラ パーチェ クイ スペロ クエスタルマ
イン プレダ ア タント ア タント ドゥオル
イン メッゾ ア タント ア タント ドゥオル
インヴァン ラ パーチェ クエスタルマ
インヴァン ラ パーチェ クエスタルマ
インヴァン ラ パーチェ クエスタルマ インヴァン スペロ

ミーゼロ パーネ ア プロルンガルミ ヴィエーニ
ラ スコンソラータ ヴィータ マ キ ジュンジェ?
キ プロファナーレ アルディッシェ イル サークロ ローコ?

マレディツィオーネ! マレディツィオーネ!
マレディツィオーネ!
マレディツィオーネ!


●原語歌詞●
Pace, pace, pace, pace, mio Dio !
pace, mio Dio !
Cruda sventura
M'astringe, ahimé, a languir;
Come il dì primo
Da tant'anni dura
Profondo il mio soffrir.
Pace, pace, pace, mio Dio,
pace, mio Dio !
L'amai, gli è ver !
Ma di beltà e valore
Cotanto Iddio l'ornò.
Che l'amo ancor.
Né togliermi dal core
L'immagin sua saprò.
Fatalità ! Fatalità ! Fatalità !
Un delitto disgiunti n'ha quaggiù !

Alvaro, io t'amo.
E su nel cielo è scritto:
Non ti vedrò mai più !
Oh Dio, Dio, fa ch'io muoia;
Che la calma può darmi morte sol.
Invan la pace qui sperò quest'alma
In preda a tanto, a tanto duol,
in mezzo a tanto, a tanto duol.

Invan la pace quest'alma,
invan la pace quest'alma,
invan la pace quest'alma, invan sperò.
Misero pane, a prolungarmi vieni
La sconsolata vita . . . Ma chi giunge ?
Chi profanare ardisce il sacro loco ?
Maledizione ! Maledizione ! Maledizione !
Maledizione !


●日本語訳●
神よ、平和を与えたまえ!

過酷な運命は、悲しくも私を捉えて放さず、私を苦しめます。
初めてここに来た日と変わらず、幾年もの間、私の深い苦悩は続いています。
平和を与えたまえ、神よ!

あの方を愛しました、それは真です。
けれど美しく凛々しく、あの方を飾られたのは神様。
そのために私は今もあの方を愛し、
これからも、この心から、あの方の面影を消し去ることはできないでしょう。
運命、すべてが運命でした。
一つの罪のために、この世で結ばれぬ者たちが生じたのです。
アルヴァーロ様、私はあなたを愛しています。
けれど天には記されています、二度とあなたに会えぬと。
ああ、神様、私を死なせて下さい。
死のみが平和を与えてくれるのですから。
この世にあっては、私の魂は平和を求めても空しく大きな苦しみに喘ぐばかりです。

このわずかな糧が、長らえさせるのだわ、悩めるこの命を。
だれか来るようだけど、誰でしょう? この聖なる場所を汚そうとするのは?
ああ、呪わしい! 呪われるがいい!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『運命の力』全曲(ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団)




                                   

2008年11月23日日曜日

Nr.28 「私たちは浮気な娘」(オペレッタ『メリー・ウィドウ』第3幕から)


●解説●
キャバレー『マキシム』と同じ造りにしつらえられたハンナ邸。踊り子の恰好をしたヴァランシェンヌが6人の踊り子を紹介しながら一緒にカンカンを歌い、踊る。

●難易度●

 

(ヴァランシェンヌ&浮気な娘)
ヤー ヴィーア ズィント エス グリゼッテン
フォン パリーザー カバレッテン!

(ヴァランシェンヌ)
ロロ! ドド! ジュジュ!
フロフロ! クロクロ!
マルゴ! エ モワ!
アオフ デム ブレヴァール アム アーベント
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ
ダー フラニーレン ヴィーア グリゼッテン
コケッティエレント アオフ ウント アップ!

(浮気な娘&ヴァランシェンヌ)
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ

(ヴァランシェンヌ)
ウント ミット ゴルトラックハルプスティーフレッテン
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ
ウント ミット ヒュッテン プシュットコクテン
ゲーエン ヴィーア ドルト アオフ ウント アップ

(ヴァランシェンヌ&浮気な娘)
ヤー ゾー ズィント ヴィーア ディー グリゼッテン
フォン パリーザー カバレッテン!

(ヴァランシェンヌ)
ロロ! ドド! ジュジュ!
フロフロ! クロクロ!
マルゴ! エ モワ!
リタントゥリ タンティレッテ
エー ヴォワラ ラ ベッラ グリゼッテス!
ラ グリゼッテス ドゥ パリース!
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!

(ヴァランシェンヌ&浮気な娘)
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!
エー ヴォワラ ラ ベッラ グリゼッテス!
ラ グリゼッテス ドゥ パリース!
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!

(ヴァランシェンヌ)
ヴィー ディー シュピンネン イン イーア ネッツヒェン
ツィッペルツィッペル ツィッペルツァップ
ズィヒ ディー クライネン ファルター ファンゲン
ファンゲン ヴィーア ディー メンナー シュヴァップ!

(ヴァランシェンヌ&浮気な娘)
ツィッペルツィッペル ツィッペルツァップ!
ツィッペルツィッペル ツィッペルツァップ!
ツィッペルツィッペル ツィッペルツァップ!
ツィッペルツィッペル ツィッペルツァップ!

(ヴァランシェンヌ)
ラッセン ズィー ゲルン ツィッペルン ツァッペルン
トリッペルトラップ ウント トリッペルトラップ
ウント ダン ゲーン ヴィーア ヴィーダー ヴァイター
コケッティエレント アオフ ウント アップ!

(ヴァランシェンヌ&浮気な娘)
ヤー ゾー ズィント ヴィーア ディー グリゼッテン
フォン パリーザー カバレッテン!

(ヴァランシェンヌ)
ロロ! ドド! ジュジュ!
フロフロ! クロクロ!
マルゴ! エ モワ!
リタントゥリ タンティレッテ
エー ヴォワラ ラ ベッラ グリゼッテス!
ラ グリゼッテス ドゥ パリース!
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!
リタントゥリ タンティレッテ
エー ヴォワラ ラ ベッラ グリゼッテス!
ラ グリゼッテス ドゥ パリース!
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!

リタントゥリ タンティレッテ
エー ヴォワラ ラ ベッラ グリゼッテス!
ラ グリゼッテス ドゥ パリース!
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!

リタントゥリ タンティレッテ
エー ヴォワラ ラ ベッラ グリゼッテス!
ラ グリゼッテス ドゥ パリース!
リタントゥリ タンティレッテ! リタントゥリ タンティレッテ!

●日本語訳●
私たちはパリのキャバレーの浮気な娘!

ロロ、ドド、ジュジュ、
フロフロ、クロクロ、マルゴ、それに私よ!
夜の通りを散歩して、
ちょこちょこ、ちょこちょこ、
シナを作ってあちこちと、
歩くのは私たち、浮気な娘!

金色ワニスの半長靴で、
ちょこちょこ、
頭に小粋な帽子を乗せて、
あちらこちらと歩く。

私たちはパリのキャバレーの浮気な娘。

ロロ、ドド、ジュジュ、
フロフロ、クロクロ、マルゴ、それに私よ!
リタントゥリ、タンティレッテ、
これぞ美人で浮気な娘!
花のパリの浮気な娘!
リタントゥリ、タンティレッテ!

リタントゥリ、タンティレッテ、
これぞ美人で浮気な娘!
花のパリの浮気な娘!
リタントゥリ、タンティレッテ!

クモが蝶々を捕えるように、
ジタバタ、ジタバタ、
男たちを捕えましょう。
ぴしゃり!

虫がジタバタしても放っておく。
ちょこちょこ、
それからまた色目を使って
行ったり来たり!

私たちはパリのキャバレーの浮気な娘。

ロロ、ドド、ジュジュ、
フロフロ、クロクロ、マルゴ、それに私よ!
リタントゥリ、タンティレッテ、
これぞ美人で浮気な娘!
花のパリの浮気な娘!
リタントゥリ、タンティレッテ!


●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『メリー・ウィドウ』全曲(ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)





2008年11月16日日曜日

Nr.27 「ぶって、ぶって Batti, batti」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第1幕から)


●解説●
腹を立てているマゼットに、ツェルリーナが謝ったり、拗ねたりしながら機嫌をとる。

●難易度●

 

バッティ バッティ オ ベル マゼット
ラ トゥア ポヴェーラ ツェルリーナ
スターロ クイ コメ アンニェッリーナ
レ トゥエ ボッテ アダスペッタル
バッティ バッティ ラ トゥア ツェルリーナ
スターロ クイ スターロ クイ
ラ トゥエ ボッテ アダスペッタル

ラッシェロ ストラツィアルミ イル クリーネ
ラッシェロ カヴァルミ リ オッキ
エ レ カーレ トゥエ マニーネ
リエタ ポイ サプロ バチャル
サプロ バチャル サプロ バチャル サプロ バチャル

バッティ バッティ オ ベル マゼット
ラ トゥア ポヴェーラ ツェルリーナ
スターロ クイ コメ アンニェッリーナ
レ トゥエ ボッテ アダスペッタル
オ ベル マゼット
バッティ バッティ
スターロ クイ
スターロ クイ
レ トゥエ ボッテ アダスペッタル
アー ノン アイ コーレ!
アー ロ ヴェード ノン アイ コーレ!
パーチェ パーチェ オ ヴィータ ミア
パーチェ パーチェ オ ヴィータ ミア
イン コンテント エダッレグリア
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
パーチェ パーチェ オ ヴィータ ミア
パーチェ パーチェ オ ヴィータ ミア
イン コンテント エダッレグリア
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
スィ スィ スィ スィ スィ
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
スィ スィ スィ スィ スィ
ノッテ エ ディ ヴォリアム パッサル
ヴォリアム パッサル
ヴォリアム パッサル

●日本語訳●
ぶって、ぶって、愛しいマゼット、
あなたの哀れなツェルリーナを。
幼い子羊のようにここにいて、あなたの鞭を待っています。

髪の毛を引きちぎられようと、両目をくり抜かれようと、
優しいあなたの両手に、口づけをしてあげましょう。

ぶって、ぶって、愛しいマゼット、
あなたの哀れなツェルリーナを。
幼い子羊のようにここにいて、あなたの鞭を待っています。

あなたの鞭を待っています。
ああ、あなたはまだ怒っているのね! 気を鎮めて、私の恋人よ、

喜びに、楽しみに。
日ごと夜ごとを過ごしましょう。

気を鎮めて、私の恋人よ、喜びに、楽しみに。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年11月9日日曜日

Nr.26 「なんて冷たい可愛らしい手でしょう Che gelida manina !」(歌劇『ラ・ボエーム』第1幕から)


●解説●
お針子ミミの手の冷たさに驚いたロドルフォが、ミミの手を暖めながら情熱的に愛の告白をする。
                                        ●難易度●



ケ ジェリダ マニナ!
セ ラ ラッシ リスカルダル
チェルカル ケ ジョヴァ?
アル ブイオ ノン スィ トロヴァ
マ ペル フォルトゥナ エ ウナ ノッテ ディ ルナ
エ クイ ラ ルナ ラッピアモ ヴィチナ
アスペッティ スィンニョリーナ
レ ディロ コン ドゥエ パローレ
キ ソン キ ソン ケ ファッチョ エ コメ
ヴィヴォ ヴォレ?
キ ソン? キ ソン? ソノ ウン ポエタ
ケ コザ ファッチョ? スクリヴォ
エ コメ ヴィヴォ? ヴィヴォ
イン ポヴェルタ ミア リエタ
シャロ ダ グラン スィンニョーレ
リメ エド インニ ダモーレ
ペル ソンニ ペル キメレ
エ ペル カステッリ イナ アリア
ラニマ オ ミリオナリア
タロル ダル ミオ フォルツィエーレ
ルバン トゥッティ イ ジョイエッリ
ドゥエ ラドリ リ オッキ ベッリ
ヴェントラル コン ヴォイ プル オラ
エド イ ミエイ ソンニ ウザティ
エ イ ベイ ソンニ ミエイ
トスト ソン ディレグアティ
マ イル フルト ノン マッコラ
ポイケ ポイケ ヴィ ア プレッソ スタンツァ
ラ ドルチェ スペランツァ!
オル ケ ミ コノッシェーテ
パルラーテ ヴォイ デー! パルラーテ キ スィエーテ?
ヴィア ピアッチャ ディル?

●日本語訳●
なんて冷たい、可愛らしい手でしょう。
僕に温めさせて下さい。
捜して、なんになるんでしょう。
こんな暗闇では見つかるはずがありませんよ。
でも幸いなことに今晩は月夜がここに、僕たちのそばに月がいるのです。
待って下さい、お嬢さん。
僕はほんのひと言、自分のことを話したいのです。
僕がだれで、何をしていて、どのように暮らしているかを。
いいでしょうか?
僕は誰でしょう? 僕は詩人です。
何をしているのかって? 書いているんです。
どのように暮しているのかって? 生きているのです。
楽しい貧乏の中で、愛の詩と歌を王侯のように惜しみなく費やしているのです。
夢と空想と、空に描くお城のお蔭で、僕は百万長者の心を持っているのです。
ときどき僕の宝石箱から宝石を盗んでしまうのです。
二人の泥棒が、美しい、目という泥棒が。
たった今も、あなたと一緒に入ってきて
僕のいつもの夢、僕の美しい夢は即座に消え失せてしまいました。
しかし、盗まれたことは、少しも悲しくありません。
なぜかって言えば、そこは優しい希望の棲家になったからです。
さあ、これで僕のことがおわかりになったと思います。
あなたが話す番です。あなたはだれですか?
よかったら、話していただけますか?

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ラ・ボエーム』全曲(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)





2008年11月2日日曜日

Nr.25 「ああ、父の手は Ah, la paterna mano」(歌劇『マクベス』第4幕から)


●解説●
マクベスに城を焼かれ、妻と子を殺された悲痛をマクダフが歌う。

●難易度●

 

アー ラ パテルナ マーノ
ノン ヴィ フ スクード オ カーリ
ダイ ペルフィディ スィカーリ
ケ ア モルテ ア モルテ ヴィ フェリル!
エ メ フッジャスコ オックルト
ヴォイ キアマヴァーテ
ヴォイ キアマヴァーテ インヴァーノ
コッルルティモ スィングルト
コッルルティモ コッルルティモ レスピル
アー トランミ アル ティランノ イン ファッチャ
スィンニョーレ! エ セイ ミ スフッジェ
ポッサ ア コルイ レ ブラッチャ
デル トゥオ ペルドーノ アプリル
ポッサ ア コルイ レ ブラッチャ
ポッサ ア コルイ レ ブラッチャ
デル トゥオ ペルドーノ アプリル
スィンニョーレ! ポッサ ア コルイ レ ブラッチャ
デル トゥオ ペルドーノ アプリル

●日本語訳●
ああ、愛する者たちよ、父の手はお前たちの楯になれなかった、
お前たちを傷つけ、殺した非道な刺客から守る楯に!
国を逃れ、身を隠した私をお前たちは空しく呼んだだろうに
最期の苦しい息の下で最期の喘ぎにむせながら。
ああ、私をあの暴君の前へお連れ下さい。
主よ、そのとき、あの男が逃れられるのなら、
あの男に、主の許しの御手をお広げになっても構いません。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『マクベス』全曲(ジュゼッペ・シノポリ指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団)







2008年10月26日日曜日

Nr.24 「唇は黙っていても Lippen schweigen」(オペレッタ『メリー・ウィドウ』第3幕から)


●解説●
ハンナにあづまやでの真相を聞かされ誤解が解けたダニロ。歓喜に溢れた二人がワルツのメロディーに乗って踊る。

●難易度●

 

(ダニロ)
リッペン シュヴァイゲン フリュスターン ガイゲン
ハプ ミヒ リープ!
アル ディー シュリッテ ザーゲン ビッテ ハプ ミヒ リープ!

(ハンナ)
イエダー ドルック デア ヘンデ
ドイトリヒ ミーアス ベシュリープ

エーア ザークト クラール イスト ヴァール イスト ヴァール
ドゥ ハスト ミヒ リープ!

(ハンナ)
ヴァルム?
バイ イェーデム ヴァルツァーシュニット
タンツト アオホ ディー ゼーレ ミット
ダー ヒュプフト ダス ヘルツヒェン クライン
エス クロプフト ウント ポッフト
ザイ マイン! ザイ マイン!
ウント デア ムント デア シュプリヒト カイン ヴォルト
ドホ テーント エス フォルト ウント インマーフォルト
イヒ ハプ ディヒ ヤー ゾー リープ
イヒ ハプ ディヒ リープ!

(ダニロ&ハンナ)
イエダー ドルック デア ヘンデ
ドイトリヒ ミーアス ベシュリープ
エーア ザークト クラール イスト ヴァール イスト ヴァール
ドゥ ハスト ミヒ リープ!

●日本語訳●
唇は黙っていても、バイオリンが囁いている。
「私を愛して下さい!」と。
ステップごとに言っている、
「私を愛して下さい!」と。

手に手を握るたびごとに
私にはっきり伝わった。

それは明らかに語っている、
「本当に、あなたは私を愛しているわ!」と。

なぜなの?
ワルツを踊るステッブごとに、
心も一緒に踊るわ。
ほら、心が弾んでいるわ。
ドキドキしながら言ってるわ。
「私のものになって!」って、
月は何にも言わないけれど、
声が聞こえる、
「いつまでも、あなたを愛する」と。
「あなたを愛しているのよ!」と。

手に手を握るたびごとに
私にはっきり伝わった。
それは明らかに語っている、
「本当に、本当に、あなたは私を愛しているわ!」と。

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『メリー・ウィドウ』全曲(ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)




2008年10月19日日曜日

Nr.23 「あそこで手を取り合って La ci darem la mano」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第1幕から)


●解説●
マゼットへの後ろめたさもあり、はじめのうちはガードが固かったツェルリーナの心もドン・ジョヴァンニのねちっこい誘惑に、グラつき始める。

●難易度●



(ドン・ジョヴァンニ)
ラ チ ダレム ラ マーノ
ラ ミ ディライ ディ スィー
ヴェディ ノン エ ロンターノ
パルティアム ベン ミオ ダ クイ

(ツェルリーナ)
(ヴォッレイ エ ノン ヴォッレイ
ミ トレマ ウン ポーコ イル コル
フェリーチェ エ ヴェル サレイ
マ プオ ブルラルミ アンコル
マ プオ ブルラルミ アンコル

(ドン・ジョヴァンニ)
ヴィエニ ミオ ベル ディレット!

(ツェルリーナ)
(ミ ファ ピエタ マゼット)

(ドン・ジョヴァンニ)
イオ カンジェロ トゥア ソルテ

(ツェルリーナ)
プレスト ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ

(ドン・ジョヴァンニ)
ヴェディ ヴェディ
ラ チ ダレム ラ マーノ

(ツェルリーナ)
(ヴォッレイ エ ノン ヴォッレイ)

(ドン・ジョヴァンニ)
ラ ミ ディライ ディ スィー

(ツェルリーナ)
ミ トレマ ウン ポーコ イル コル

(ドン・ジョヴァンニ)
パルティアム ベン ミオ ダ クイ

(ツェルリーナ)
マ プオ ブルラルミ アンコル

(ドン・ジョヴァンニ)
ヴィエニ ミオ ベル ディレット!

(ツェルリーナ)
(ミ ファ ピエタ マゼット)

(ドン・ジョヴァンニ)
イオ カンジェロ トゥア ソルテ

(ツェルリーナ)
プレスト ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ

(ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム!
アンディアム!

(ツェルリーナ)
アンディアム!

(ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム アンディアム ミオ ベーネ
ア リストラル レ ペーネ
ドゥン インノチェンテ アモル
アンディアム アンディアム ミオ ベーネ
ア リストラル レ ペーネ
ドゥン インノチェンテ アモル

(ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム!

(ツェルリーナ)
アンディアム!
アンディアム!

(ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム!

(ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム ミオ ベーネ アンディアム
ペーネ ア リストラル
ドゥン インノチェンテ アモル

●日本語訳●
あそこで手を取り合って、
誓いを交わそう。そこで「はい」と言うのさ。
ご覧、そんなに遠くない。
出かけよう、私の恋人よ、ここから。

(行ってみようか、やめようか。少し恐いわ。
幸せになれるかしら、本当に。
私のからかっているのではないのかしら。)

おいで、私のいとしい娘!

(マゼットに悪いわ。)

私がお前の運命を変えてあげよう。

逆らえないわ、これ以上。

ご覧、あそこで手を取り合って、

(行ってみようか、やめようか。)

誓いを交わそう。そこで「はい」と言うのさ。

少し恐いわ。

出かけよう、私の恋人よ、ここから。

私のからかっているのではないのかしら。

おいで、私のいとしい娘!

(マゼットに悪いわ。)

私がお前の運命を変えてあげよう。

逆らえないわ、これ以上。

行こう!

行きましょう!

行こう(行きましょう)、私の恋人よ。
汚れない愛の苦しみを和らげるために。

行こう!

行きましょう!

行こう!

行こう(行きましょう)、私の恋人よ。
汚れない愛の苦しみを和らげるために。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年10月12日日曜日

Nr.22 「隠れた調和 Recondita armonia !」(歌劇『トスカ』第1幕から)


●解説●
画家のカヴァラドッシが、絵の中のマリア像と対照的なトスカの美しさを賛美し、彼女への愛を歌う。 

●難易度●

 

レコンディタ アルモニア
ディ ベッレッツェ ディヴェルセ!
エ ブルーナ フローリア
ラルデンテ アマンテ ミア

エ テ ベルターデ イニョータ
チンタ ディ キョーメ ビオンデ!
トゥ アッズルロ アーイ ロッキオ
トスカ ア ロッキオ ネーロ!

ラルテ ネル スオ ミステーロ
レ ディヴェルセ ベッレッツェ インスィエム コンフォンデ
マ ネル リトラル コステーイ
イル ミオ ソーロ ペンスィエロ
アー イル ミオ ソーロ ペンスィエロ セイ トゥ!
アー トスカ セイ トゥ!

●日本語訳●
さまざまな美の隠れた調和。
茶色の髪のフローリアは情熱的な私の恋人。

見知らぬ美人のあなたは金髪に覆われている。
あなたの目は青く、トスカの目は黒い。

匠はその神秘の中でさまざまな美を溶け合わす。
だが、彼女を描いても私の想いは君だけだ!
トスカよ、君だけだ!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『トスカ』全曲(マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団)




2008年10月5日日曜日

Nr.21 「天使のようなアイーダ」(歌劇『アイーダ』第1幕から)


●解説●
「イージスの神のお告げにより総指揮官に任命されるだろう」とランフィスから聞かされたラダメスが、任務への決意と、愛するアイーダへの思慕を歌う。

●難易度●

 
♪                        
チェレステ アイーダ フォルマ ディヴィーナ
ミスティコ セルト ディ ルーチェ エ フィオル
デル ミオ ペンスィエーロ トゥ セイ レジーナ
トゥ ディ ミア ヴィータ セイ ロ スプレンドル

イル トゥオ ベル チェーロ ヴォッレイ リダルティ
レ ドルチ ブレッツェ デル パトリオ スオル
ウン レガル セルト スル クリン ポサルティ
エルジェルティ ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル

アー チェレステ アイーダ フォルマ ディヴィーナ
ミスティコ ラッジョ ディ ルーチェ エ フィオル
デル ミオ ペンスィエーロ トゥ セイ レジーナ
トゥ ディ ミア ヴィータ セイ ロ スプレンドル
イル トゥオ ベル チェーロ ヴォッレイ リダルティ
レ ドルチ ブレッツェ デル パトリオ スオル
ウン レガル セルト スル クリン ポサルティ
エルジェルティ ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル
ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル
ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル

●日本語訳●
天使のようなアイーダ、麗しい姿。
光と花の神秘な飾り。
お前は私の想いを支配する女王であり、私の生命の輝きなのだ。

お前の祖国の地の美しい空と、優しい微風を私はお前に返してあげたい。
王家の花飾りをお前の髪に飾り、お前の王座を太陽の近くにまで高めてあげたい。

天使のようなアイーダ、麗しい姿。
光と花の神秘な飾り。
お前は私の想いを支配する女王であり、私の生命の輝きなのだ。
お前の祖国の地の美しい空と、優しい微風を私はお前に返してあげたい。
王家の花飾りをお前の髪に飾り、お前の王座を太陽の近くにまで高めてあげたい。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『アイーダ』全曲(ジェイムズ・レヴァイン指揮/メトロポリタン歌劇場管弦楽団)




2008年9月21日日曜日

Nr.20 「昔、ヴィーリャという森の妖精が Es lebt eine Vilja」(オペレッタ『メリー・ウィドウ』第1幕から)


●解説●
自宅をポンテヴェドロ風にしつらえた夜会をハンナが主催。夜会のホステスとして、森の妖精ヴィリアの恋の物語を歌う。

●難易度●



エス レプト アイネ ヴィリア アイン ヴァルトメクトライン
アイン イェーガー エアシャオト ズィー
イム フェルゼンゲシュタイン!
デム ブルシェン デム ヴルデ
ゾー アイゲン ツー ズィン
エーア シャオテ ウント シャオト
アオフ ダス ヴァルトメクトライン ヒン
ウント アイン ニーゲカンター シャオダー
ファスト デン ユンゲン イェーガースマン
ゼーンズフツフォル フィング エーア シュティル
ツー ゾイフツェン アン!
ヴィリア オー ヴィリア
ドゥ ヴァルトメクトライン
ファス ミヒ ウント ラス ミヒ
ダイン トラオトリープスター ザイン!
ヴィリア オー ヴィリア
ヴァス トゥースト ドゥ ミーア アン?
バング フレート アイン リープクランカー マン!

(合唱)
ヴィリア オー ヴィリア
ドゥ ヴァルトメクトライン
ファス ミヒ ウント ラス ミヒ
ダイン トラオトリープスター ザイン!


ヴィリア オー ヴィリア
ヴァス トゥースト ドゥ ミーア アン?
バング フレート アイン リープクランカー マン!

ダス ヴァルトメクトライン シュトレックト
ディー ハント ナーハ イーム アオス
ウント ツォーク イーン ヒナイン イン イーア フェルズィゲス ハオス
デム ブルシェン ディー ズィンネ フェアガンゲン ファスト ズィント
ゾー リープト ウント ゾー キュッスト ガール カイン イルディッシェス キント
アルス ズィー ズィヒ ダン ザット ゲキュッスト
フェアシュヴァント ズィー ツー デアゼルベン フリスト!

アインマール ハット ノホ デア アルメ ズィー ゲグリュースト

ヴィリア オー ヴィリア ドゥ ヴァルトメクトライン
ファス ミヒ ウント ラス ミヒ
ダイン トラオトリープスター ザイン!
ヴィリア オー ヴィリア ヴァス トゥースト ドゥ ミーア アン?
バング フレート アイン リープクランカー マン!

●日本語訳●
昔、ヴィーリャという森の妖精がおりました。
ある狩人が岩山で妖精ヴィーリャを見ました!
心を奪われた若者は、森の妖精を見詰めました。
すると、その年若い狩人は
かつて思いもしなかった畏怖の念にとりつかれました。
恋い焦がれた若者は静かに喘ぎ始めます。
ヴィーリャ、ヴィーリャ、妖精ヴィーリャ、
ぼくをつかまえて、お前の恋人にしておくれ!
ヴィーリャ、おおヴィーリャ、
ぼくをいったい、どうするつもりなのだ?
恋に落ちた若者は心配顔で哀願しました!

ヴィーリャ、おおヴィーリャ、妖精ヴィーリャ、
ぼくをつかまえて、お前の恋人にしておくれ!

ヴィーリャ、おおヴィーリャ、
ぼくを、どうするつもりなのだ?
恋に落ちた若者は心配顔で哀願しました。
妖精ヴィーリャは若者に手を差し伸べると、
若者を岩の家へと引き入れます。
若者は気が遠くならんばかりです。
この世のものではない妖精は若者をいとおしみ、口づけをしました。
そして、心ゆくまで口づけをすると途端に妖精は消え失せました!
哀れな若者はもう一度、口づけをしてみました。
ヴィーリャ、おおヴィーリャ、妖精ヴィーリャ、
ぼくをつかまえて、お前の恋人にしておくれ!
ヴィーリャ、おおヴィーリャ、ぼくにどんな魔法をかけたのだ? 
恋に落ちた若者は尋ねました。

ヴィーリャ、ヴィーリャ、妖精ヴィーリャ、
ぼくをつかまえて、お前の恋人にしておくれ!

ヴィーリャ、おおヴィーリャ、ぼくにどんな魔法をかけたのだ?
恋に落ちた若者は尋ねました。

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『メリー・ウィドウ』全曲(ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)





2008年9月15日月曜日

Nr.19 「昼も夜も Notte e giorno faticar」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第1幕から)


●解説●
ドン・ジョヴァンニに辺りの警戒を言いつけられたレポレッロが、主人とわが身を引き比べ、不平・不満を並べる。                              

●難易度●

 

ノッテ エ ジョルノ ファティカル
ペル キ ヌッラ サ グラディル
ピオヴァ エ ヴェント ソッポルタル
マンジャル マーレ エ マル ドルミル
ヴォッリオ ファル イル ジェンティルウオーモ
エ ノン ヴォッリオ ピゥ セルヴィル
エ ノン ヴォッリオ ピゥ セルヴィル
ノン ノン ノン ノン ノン ノン
ヴォッリオ ピゥ セルヴィル
オー ケ カーロ ガラントゥオーモ!
ヴオル スタル デントロ コッラ ベッラ
エド イオ ファル ラ センティネッラ!
ラ センティネッラ!
ラ センティネッラ!
ヴォッリオ ファル イル ジェンティルウオーモ
エ ノン ヴォッリオ ピゥ セルヴィル
エ ノン ヴォッリオ ピゥ セルヴィル
ノン ノン ノン ノン ノン ノン
ヴォッリオ ピゥ セルヴィル
マ ミ バル ケ ヴェンガ ジェンテ
マ ミ バル ケ ヴェンガ ジェンテ
ノン ミ ヴォッリオ ファル センティル
ノン ミ ヴォッリオ ファル センティル
ノン ノン ノン ノン ノン ノン
ミ ヴォッリオ ファル センティル

●日本語訳●
夜も昼もヘトヘトになりながら、
喜んでもくれない人のために、
雨にもめげず、風にもめげず、
食事にも眠りにもありつけず。
俺も貴族になりたいものだ、
これ以上、他人に仕えるのは真っ平だ。
ああ、なんて立派な旦那だ!
あなたは、美女と一緒に家の中、こっちはその見張り番とは。
俺も貴族になりたいものだ、これ以上、他人に仕えるのは真っ平だ。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年9月7日日曜日

Nr.18 「星はきらめき E lucevan le stelle…」(歌劇『トスカ』第3幕から)


●解説●
処刑を前に夜明けの空を眺めながら、愛するトスカへの想いをカヴァラドッシが歌う。 

●難易度●



エ ルーチェヴァン レ ステッレ
エドレッツァーヴァ ラ テルラ
ストリデーア ルッショ デッロルト
エ ウン パッソ スフィオラーヴァ ラ レーナ
エントラーヴァ エッラ フラグランテ
ミ カデーア フラ レ ブラッチャ
オー! ドルチ バーチ オ ラングイデ カレッツェ
メントリオ フレメンテ
レ ベッレ フォルメ ディッショッリエーラ ダイ ヴェーリ!
ズヴァニ ペル セムプレ イル ソンニョ ミオ ダモーレ
ローラ エ フッジータ
エ ムオイオ ディスペラート!
エ ムオイオ ディスペラート!
エ ノン オ アマート マイ タント ラ ヴィータ!
タント ラ ヴィータ!

●日本語訳●
星はきらめき、大地は香り、
菜園の戸がきしんで、足が軽やかに砂地に触れた。
いい匂いをさせた彼女が入ってきて、私の腕に倒れかかった。
ああ、甘い口づけ、悩ましい愛撫、
その間に私は、震えながら美しい姿をベールから引き出していた。
私の愛は永遠に消え、時は去り、私は絶望の中で死ぬ。
今ほど人生をいと惜しんだことはない。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『トスカ』全曲(マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団)





2008年9月1日月曜日

Nr.17 「宿命的な贈り物」(歌劇『ドン・カルロ』第4幕から)


●解説●
美貌と嫉妬がもたらした忌まわしい運命を、エーボリ公女が嘆いて独白する。

●難易度●



オー ドン ファタール オー ドン クルデル
ケ イン スオ フロル ミ フェーチェ イル チェール!
トゥ ケ チ ファ スィ ヴァーネ エ アルテール
ティ マレディーコ ティ マレディーコ オ ミア ベルタ
ヴェルサル ヴェルサル ソル ポッソ イル ピアント
スペーメ ノンノ ソッフリル ドヴロ!
イル ミオ デリット エ オッリビル タント
ケ カンチェッラルロ マイ ノル ポトロ!
ティ マレディーコ ティ マレディーコ オ ミア ベルタ
アー! ティ マレディーコ オ ミア ベルタ

オ ミア レジーナ イオ ティンモライ
アル フォッレ エッロル ディ クエスト コル
ソーロ イン ウン キオストロ アル モンド オ マイ
ポトロ チェラル イル ミオ ドロール!
アー! オ ミア
オ ミア レジーナ
ソーロ イン ウン キオストロ アル モンド オ マイ
ポトロ チェラル イル ミオ ドロール!
ソーロ イン ウン キオストロ アル モンド オ マイ
ポトロ チェラル イル ミオ ドロール!

オー! エ カルロ!
ア モルテ ドマーニ カルロ ディーオ
アー! モルテ ドマーニ
ウン ディ ミ レスタ ラ スペーメ マッリーデ
オー ベネデット イル チェル!
ベネデット イル チェル! ロ サルヴェロ!
ウン ディ ミ レスタ
ウン ディ ミ レスタ
スィー ア ベネデット イル チェル! ロ サルヴェロ!
スィー ロ サルヴェロ!

●日本語訳●
宿命的な贈り物、むごい贈り物、天が怒って私に与えられた!
人の心をおごり昂ぶらせる不幸な美しさよ、私はお前を呪います。
私には涙を流すことしかできない。
希望もない、苦しむほかはない!
私の罪はけっして消せないほど恐ろしいもの!
不幸な美しさよ、私はお前を呪います。
ああ! 私はお前を呪います。

ああ、王妃様、私はあなたを、この心の気狂いじみた過ちの犠牲にしたのです。
もはや、この世では私の苦しみを修道院で隠すほかないでしょう!
ああ! 王妃様。
もはや、この世では私の苦しみを修道院で隠すほかないでしょう!

ああ天よ! そしてカルロ様!
明日、あなたは死出の旅路につかれる!
ああ! 明日、死出の。
まだ一日ある、ああ希望が微笑みかける。
天よ祝福されよ!
あの方をお救いするのだ!
まだ一日ある!
まだ一日ある!
天よ祝福されよ! あの方をお救いするのだ!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・カルロ』全曲(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団)




2008年8月24日日曜日

Nr.16 「おお、祖国よ O Vaterland」(オペレッタ『メリー・ウィドウ』第1幕から)


●解説●
未亡人ハンナがパリ男に奪われれば国の財政が危機に瀕する。それを防ぐため公使に呼び戻され、公使館に千鳥足で現れたダニロがマキシムを礼賛する。

●難易度●



オー ファーターラント ドゥ マハスト バイ ターク
ミーア ショーン ゲニューゲント ミュー ウント プラーク!
ディー ナハト ブラオフト イエーダー ディプロマート
ドホ マイステンタイリス フューア ズィヒ プリヴァート!
ウム アインス ビン イヒ ショーン イム ビュロー
ドホ ビン イヒ グライヒ ドラオフ アンダースヴォー
ヴァイル マン デン ガンツェン リーベン ターク
ニヒト インマー イム ビュロー ザイン マーク!
エアシュタッテ イヒ バイム シェフ ベリヒト
ゾー トゥ イヒ マイステンス ゼルバー ニヒト
ディー シュプレヒシュトゥンド ハルト イヒ ニーマンス アイン
アイン ディプロマート ムス シュヴァイクザーム ザイン!
ディー アクテン ホイフェン ズィヒ バイ ミーア
イヒ フィンデス ギプト ツー フィール パピーア
イヒ タオホ ディー フェーダー ゼルテン アイン
ウント コム ドホ イン ディー ティント ヒナイン!
カイン ヴンダー ヴェン マン ゾー フィール トゥート
ダス マン アム アーベント ゲルネ ルート
ウント ズィヒ バイ ナハト ヴァス マン ゾー ネント
エアホールング ナーハ デア アルバイト ゲント!
ダー ゲー イヒ ツー マクスィム
ドルト ビン イヒ ゼーア インティーム
イヒ ドゥツェ アレ ダーメン
ルーフ ズィー バイム コーゼナーメン
ロロ ドド ジュジュ
クロクロ マルゴ フルフル
ズィー ラッセン ミヒ フェアゲッセン
ダス トイレ ファーターラント!
ダン ヴィルト シャンパンニスィーアト
ウント ホイフィヒ パンポニールト
ウント ゲーツ アンス コーゼン キュッセン
ミット アレン ディーゼン ズューセン
ロロ ドド ジュジュ
クロクロ マルゴ フルフル
ダン カン イヒ ライヒト フェアゲッセン
ダス トイレ ファーターラント!

●日本語訳●
おお、祖国よ、昼間はたっぷりと、
お前に苦労をかけさせられる!
だけど夜はどの外交官も
たいてい自分のために必要になるのさ!
1時にゃ事務所にいるけれど、
その後はすぐに他の場所へ。
日がな一日、事務所なんかに
誰もいたくはないからね!
上司に報告するときも
たいていは自分じゃやらない。
面会時間は守らない。
外交官は無口でなければね!
書類が山と積まれるぼくの部屋。
何て書類が多いんだ。
インクにはペンを浸さないが、
困った事態にはよくはまり込む!
これだけ仕事に精を出せば、
宵の口は一服し、
夜中となれば気がねなく、
気晴ししたくなったって不思議じゃない!
だから、ぼくはマクシムに行っては、
そこで打ち解ける。
女性たちとねんごろに
愛称を使って話すんだ。
ロロ、ドド、ジュジュ、
クロクロ、マルゴ、フルフル。
祖国のことを女性たちが、
忘れさせてくれるのさ。
シャンパンの栓を抜き、
カンカンもしばしば踊る。
女性たちといちゃついたり、
口づけしたりし始めるのさ。
ロロ、ドド、ジュジュ、
クロクロ、マルゴ、フルフル。
こうしてぼくは祖国のことを
忘れることができるのさ!

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『メリー・ウィドウ』全曲(ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)




2008年8月17日日曜日

Nr.15 「ああ!だれが私に教えてくれるでしょう? Ah, chi mi dice mai」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第1幕から)


●解説●
自分を捨てた薄情なドン・ジョヴァンニへの復讐を誓ったエルヴィーラが、激しい感情を吐露する。

●難易度●

 

アー キ ミ ディーチェ マイ
クエル バルバロ ドヴェ
ケ ペル ミオ スコルノ アマイ
ケ ミ マンコ ディ フェ?
ケ ミ マンコ ディ フェ?
アー セ リトロヴォ レンピオ
エ ア メ ノン トルナ アンコル
ヴォ ファルネ オッレンド シェンピオ
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
リ ヴォ カヴァーレ イル コル

ヴォ ファルネ オッレンド シェンピオ
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
スィー リ ヴォ カヴァーレ イル コル

アー キ ミ ディーチェ マイ
クエル バルバロ ドヴェ
ケ ペル ミオ スコルノ アマイ
ケ ミ マンコ ディ フェ?
ケ ミ マンコ ディ フェ?
アー セ リトロヴォ レンピオ
エ ア メ ノン トルナ アンコル
ヴォ ファルネ オッレンド シェンピオ
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
スィー リ ヴォ カヴァーレ イル コル

リ ヴォ カヴァーレ イル コル
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
リ ヴォ カヴァーレ イル コル
カヴァーレ イル コル

●日本語訳●
ああ! だれが私に教えてくれるでしょう? あの悪党がどこにいるかを、
恥ずかしいこととはいえ、私が愛した人は、私の信頼を裏切ったあの人は?

ああ、もし、あの裏切り者を再び見つけたら、もう、二度と私のもとへ帰って来ないならば、
ひどい目に遭わせてやりましょう
その心臓を引き裂いてやりましょう。

ああ! だれが私に教えてくれるでしょう? あの悪党がどこにいるかを、
恥ずかしいこととはいえ、私が愛した人は、私の信頼を裏切ったあの人は?

ああ、もし、あの裏切り者を再び見つけたら、もう、二度と私のもとへ帰って来ないならば、
ひどい目に遭わせてやりましょう
その心臓を引き裂いてやりましょう。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年8月9日土曜日

Nr.14 「私は歌に生き、恋に生き Vissi d'arte, vissi d'amore」(歌劇『トスカ』第2幕から)


●解説●
カヴァラドッシ助命の代償を求めてトスカに迫るスカルピア。自分の絶望的な状況をトスカが神に訴える。
                                        ●難易度●



ヴィッスィ ダルテ ヴィッスィ ダモーレ
ノン フェーチ マイ マーレ アダーニマ ヴィーヴァ!
コン マン フルティーヴァ
クアンテ ミゼーリエ コノッビ アイウタイ

センプレ コン フェ スィンチェーラ
ラ ミア プレギエーレ
アイ サンティ タベルナーコリ サリ
センプレ コン フェ スィンチェーラ
ディエーディ フィオーリ アッリ アルタル
ネッローラ デル ドローレ
ペルケ ペルケ スィンニョーレ
ペルケ メ ネ リムーネリ コズィ?

ディエーディ ジョイエッリ デッラ マドンナ アル マント
エ ディエーディ イル カント
アッリ アストリ アル チェル ケ ネ リデアン ピゥ ベッリ
ネッローラ デル ドローレ
ペルケ ペルケ スィンニョーレ
アー ペルケ メ ネ リムーネリ コズィ?

●日本語訳●
私は歌に生き、恋に生き、人にけっして悪さをしませんでした。
惨めな人たちがいれば、そっと手を差し伸べて助けました。

いつも誠の信仰を込めた私の祈りは聖壇に昇り、

いつも誠の信仰を込めて、私は祭壇に花を捧げました。
苦しみのときに、なぜ、なぜ、主よ
なぜ、私にこのような報いをお与えになるのですか?
私は聖母様のマントに宝石を捧げましたし、
星に歌を捧げれば、星々は天上でいっそう美しく微笑みました。
苦しみのときに、なぜ、なぜ、主よ、
なぜ、私にこのような報いをお与えになるのですか?

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『トスカ』全曲(マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団)




2008年8月3日日曜日

Nr.13 「強い愛が私を呼んでいる Possente amor mi chiama」(歌劇『リゴレット』第2幕から)


●解説●
「リゴレットの妾を誘拐してきた」と廷臣たちから報告され、それがジルダとわかったマントヴァ公爵が抑えきれない喜びの気持ちを歌う。

●難易度●

 

ポッセンテ アモル ミ キアーマ
ヴォラール イオ デッジョ ア レイ
イル セルト ミオ ダレイ
ペル コンソラール クエル コル
イル セルト ミオ ダレイ
ペル コンソラール クエル コル
アー! サッピア アルフィン キ ラーマ
コノスカ アルフィン キ ソノ
アップレンダ カンコ イン トローノ
ア デーリ スキアーヴィ アモル
アップレンダ カンコ イン トローノ
カンコ イン トローノ
ア デーリ スキアーヴィ
ア デーリ スキアーヴィ アモル

ポッセンテ アモル ミ キアーマ
ヴォラール イオ デッジョ ア レイ
イル セルト ミオ ダレイ
ペル コンソラール クエル コル
イル セルト ミオ ダレイ
ペル コンソラール クエル コル
アー! サッピア アルフィン キ ラーマ
コノスカ アルフィン キ ソノ
アップレンダ カンコ イン トローノ
ア デーリ スキアーヴィ アモル
アップレンダ カンコ イン トローノ
カンコ イン トローノ
ア デーリ スキアーヴィ
ア デーリ スキアーヴィ アモル

ア デーリ スキアーヴィ アモル
ア デーリ スキアーヴィ アモル
ア デーリ スキアーヴィ アモル
ア デーリ スキアーヴィ アモル

●日本語訳●
強い愛情が私を呼んでいる。
私は必ずあの女のもとへ飛んでいくだろう。
あの心を慰めるためなら私の冠を与えてもいい。
ああ、せめて愛する者がだれかわかってくれたら、
私が誰か、しっかりわかってくれたら、
王位にもなお恋の奴隷のあることをわかってくれたら。

強い愛情が私を呼んでいる。
私は必ずあの女のもとへ飛んでいくだろう。
あの心を慰めるためなら私の冠を与えてもいい。
ああ、せめて愛する者がだれかわかってくれたら、
私が誰か、しっかりわかってくれたら、
王位にもなお恋の奴隷のあることをわかってくれたら。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『リゴレット』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団)




2008年7月20日日曜日

Nr.12 「僕は、お客を招待するのが Ich lade gern mir Gäste ein」(オペレッタ『こうもり』第2幕から)


●解説●
退屈を紛らわすため、自宅で夜会を催したオルロフスキー公爵が、アイゼンシュタインに「今夜は無礼講でいきましょう。楽しくやって下さい」と歌う。

●難易度●



イヒ ラーデ ゲルン ミーア ゲステ アイン
マン レープト バイ ミーア レヒト ファイン
マン ウンテルヘルト ズィヒ ヴィー マン マーク
オフト ビス ツム ヘレン ターク!
ツヴァール ラングヴァイル イヒ ミヒ シュテーツ ダバイ
ヴァス マン アオホ トライプト ウント シュプリヒト
オー インデス ヴァス ミーア アルス ヴィルト シュテート フライ
ドゥルト イヒ バイ ゲステン ニヒト!
ウント ゼーエ イヒ エス アンニュイールト
ズィヒ イエーマント ヒーア バイ ミーア
ゾー パック イヒ イーン ガンツ ウンジェニールト
ヴェルフ イーン ヒナオス ツーア テューア
ゾー パック イヒ イーン ガンツ ウンジェニールト
ヴェルフ イーン ヒナオス ツーア テューア
ウント フラーゲン ズィー イヒ ビッテ
ヴォルム イヒ ダス デン トゥー?
ヴォルム イヒ ダス デン トゥー?
ズ イスト マール バイ ミーア ゾー ズィッテ
シャカン ア ソン グー!
ズ イスト マール バイ ミーア ゾー ズィッテ
シャカン ア ソン グー!

ヴェン イヒ ミット アンデルン ズッツ バイム ヴァイン
ウント フラッシュ ウム フラッシュ レーア
ムス イエーダー ミット ミーア ドゥルスティヒ ザイン
ゾンスト ヴェーアデ グロープ イヒ ゼーア!
ウント シェンケ グラース ウム グラース イヒ アイン
ドゥルト イヒ ニヒト ヴィーデルシュプルフ
ニヒト ライデン カン イヒス
ヴェン ズィー シュライン
イヒ ヴィル ニヒト ハープ ゲヌーク!
ヴェア ミーア バイム トリンケン ニヒト パリールト
ズィヒ ツィーレット ヴィー アイン トロップフ
デン ヴェルフェ イヒ ガンツ ウンジェニールト
ディ フラッシュ アン デン コップフ
デン ヴェルフェ イヒ ガンツ ウンジェニールト
ディ フラッシュ アン デン コップフ
ウント フラーゲン ズィー イヒ ビッテ
ヴォルム イヒ ダス デン トゥー?
ヴォルム イヒ ダス デン トゥー?
ズ イスト マール バイ ミーア ゾー ズィッテ
シャカン ア ソン グー!
ズ イスト マール バイ ミーア ゾー ズィッテ
シャカン ア ソン グー!

●日本語訳●
僕は、お客を招待するのが好きなんだ。
お客も、ここでは楽しく過ごしてくれる。
みんな好き好きに、そして、ときには朝まで遊んでいく!
でも僕はいつも退屈している、お客が何をしても、何を話しても。
しかし、主人の僕には許されても客には許されぬことがある!
退屈そうにしている客をここで見つけたら、
遠慮せず、つかまえて表に放り出す。
客は聞く。
「どうして、そうするのか?」と。
だが、これはこの家の掟なんだ。
だれでも好きなようにすると!

僕が酒の席に着いたら、
相手はだれであろうと、僕と一緒に次々、グラスを飲み干さなければならない。
さもないと、僕は怒る!
僕が次々と酒を注ぐときは、言ってはならない、
「嫌!」と。
僕が嫌いなのは、「もう結構、たくさんです!」という言葉だ。
酒席で僕の言うことを聞かず、気取っているヤツがいたら、
僕は遠慮することなく、そいつの頭にビンを投げつけてやる。
そいつは聞く。
「どうして、そうするのか?」と。
だが、これはこの家の掟なんだ。
だれでも好きなようにすると!

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『こうもり』全曲(ニコラウス・アーノンクール指揮/ロイヤル・コンセルヘボウ管絃楽団)




2008年7月13日日曜日

Nr.11 「奥様、記録帳とはこれのこと Madamina, il catalogo è questo」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第1幕から)


●解説●
ドン・ジョヴァンニがこれまで誘惑した各種各様な女性のリストを見せながら、怒りが収まらないエルヴィーラをレポレッロが慰める。                                 

●難易度●

 

マダミーナ イル カターロゴ エ クエスタ
デッレ ペッレ ケ アモ イル パドロン ミオ
ウン カターロゴ エッリ エ ケ オ ファッティオ
オッセルヴァーテ レッジェーテ コン メ
オッセルヴァーテ レッジェーテ コン メ
インニターリア セイチェント エ クアランタ
イン ラマンニャ ドゥエチェント エ トレントゥーナ
チェント イン フランチア イン トゥルキーア ノヴァントゥーナ
マ イン イスパンニャ マ イン イスパンニャ ソン ジャ ミッレ エ トレ
ミッレ エ トレ
ミッレ エ トレ

ヴァン フラ クエステ コンタディーネ
カメリエーレ チッタディーネ
ヴァン コンテッセ バロネッセ
マルケザーネ プリンチペッセ
エ ヴァン ドンネ ドンニ グラード
ドンニ フォルマ ドンニ エタ
ドンニ フォルマ ドンニ エタ
インニターリア セイチェント エ クアランタ
イン ラマンニャ ドゥエチェント エ トレントゥーナ
チェント イン フランチア イン トゥルキーア ノヴァントゥーナ
マ マ マ イン イスパンニャ マ イン イスパンニャ ソン ジャ
ミッレ エ トレ
ミッレ エ トレ
ミッレ エ トレ

ヴァン フラ クエステ コンタディーネ
カメリエーレ チッタディーネ
ヴァン コンテッセ バロネッセ
マルケザーネ プリンチペッセ
エ ヴァン ドンネ ドンニ グラード
ドンニ フォルマ ドンニ エタ
ドンニ フォルマ ドンニ エタ
ドンニ フォルマ ドンニ エタ

ネッラ ビオンダ エッリ ア ルザンツァ
ディ ロダール ラ ジェンティレッツァ
ネッラ ブルーナ ラ コスタンツァ
ネッラ ビアンカ ラ ドルチェッツァ
ヴオル ディンヴェルノ ラ グラッソッタ
ヴオル デスターテ ラ マグロッタ
エ ラ グランデ マエストーザ
エ ラ グランデ マエストーザ
ラ ピッチーナ ラ ピッチーナ ラ ピッチーナ ラ ピッチーナ 
ラ ピッチーナ
ラ ピッチーナ ラ ピッチーナ ラ ピッチーナ ラ  ピッチーナ
エ オンニョル ヴェッツォーザ
エ オンニョル ヴェッツォーザ
エ オンニョル ヴェッツォーザ
デッレ ヴェッキエ ファ コンクイスタ
ペル ピアチェル ディ ポルレ イン リスタ
マ バッスィオン プレドミナンテ
エ ラ ジョヴィン プリンチピアンテ
ノン スィー ピッカ セ スィア リッカ
セ スィア ブルッタ セ スィア ベッラ
セ スィア ブルッタ セ スィア ベッラ
プルケ ポルティ ラ ゴンネッラ
ヴォイ サペーテ クエル ケ ファ
ヴォイ サペーテ クエル ケ ファ
プルケ ポルティ ラ ゴンネッラ
ヴォイ サペーテ クエル ケ ファ
ヴォイ サペーテ ヴォイ サペーテ クエル ケ ファ
クエル ケ ファ クエル ケ ファ
ヴォイ サペーテ クエル ケ ファ

●日本語訳●
奥様、うちの旦那がものにした美人の記録帳とは、これのことです。
あっしが作りました、旦那の記録帳、
ようく、ご覧下さい、一緒に読んで下さい。
イタリアでは640人、ドイツでは231人
フランスで100人、トルコで91人、
おまけにスペインではもう既に1003人ですよ。

この中には村娘も、女中や町の女たちもいれば、
伯爵夫人や男爵夫人も、侯爵夫人やお姫様も
それに、ありとあらゆる地位の、姿格好、年齢の女たちがいます。

イタリアでは640人、ドイツでは231人
フランスで100人、トルコで91人、
おまけにスペインではもう既に1003人ですよ。

この中には村娘も、女中や町の女たちもいれば、
伯爵夫人や男爵夫人も、侯爵夫人やお姫様も
それに、ありとあらゆる地位の、姿格好、年齢の女たちがいます。

ブロンドの娘には上品さを褒めそやし、
鳶色の髪の女には貞淑さを、白髪にはその優しさを。
冬には、ふくよかな女を好み、夏はスリムな女を好む。
大柄の女は厳しく、小柄の女はいつも愛嬌たっぷり。
年増を征服するのは、リストの数を増やす楽しみのため。
彼がご執心なのはおぼこ娘。
貧乏人であろうと、金持ちであろうと、
醜い女であろうと、美人であろうと、
要はスカートをはいてさえいれば彼が何をするかは、あなたもご存知のはず。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年7月7日月曜日

Nr.10 「氷に身を閉ざしたあなたも Tu che di gel sei cinta」(歌劇『トゥーランドット』第3幕から )


●解説●
拷問に耐えるリゥが「冷たい姫の心も王子様の熱い愛の炎に融けるだろう」と予言。衛兵の短剣を奪って自害する。

●難易度●



トゥ ケ ディ ジェル セイ チンタ
ダ タント フィアンマ ヴィンタ
ラメライ アンケ トゥ!
ラメライ アンケ トゥ!
プリーマ ディ クエスタ アウローラ
イオ キウード スタンカ リ オッキ
ペルケ エッリ ヴィンカ アンコーラ
エッリ ヴィンカ アンコーラ
ペル ノン ペル ノン ヴェデルロ ピゥ!
プリーマ ディ クエスタ アウローラ
ディ クエスタ アウローラ
イオ キウード スタンカ リ オッキ
ペル ノン ペル ノン ヴェデルロ ピゥ!

●日本語訳●
氷に身を閉ざしたあなたも、あの炎には負けるでしょう、
あなたも、あの方を愛するようになるでしょう。

この夜が明ける前に、疲れた私は目を閉じます、
あの人は、もう一度、勝つでしょうから。
そう、もう一度、勝つでしょうから。
そしたら、私はあの人にもう会いたくない。
この夜が明ける前に、疲れた私は目を閉じます、
あの人に二度と会わないために!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『トゥーランドット』全曲(エーリッヒ・ラインスドルフ/ローマ歌劇場管弦楽団)




2008年7月1日火曜日

Nr.9 「酒を飲み干そう! Libiam, Libiam ne' lieti calici」(歌劇『椿姫』第1幕より)


●解説●
ヴィオレッタの夜会に初めて招かれたアルフレードが、一同から乾杯の歌を求められて歌う。

●難易度●



(アルフレード)
リビアム リビアム ネ リエーティ カーリチ
ケ ラ ベッラッツァ インフィオーラ
エ ラ フッジェーヴォル フッジェーヴォル オーラ
スィンネブリ ア ヴォルッタ
リビアム ネ ドルチ フレーミティ
ケ スッシタ ラモーレ
ポイケ クエロッキオ アル コーレ
オンニポテンテ ヴァ
リビアーモ アモール アモール フラ イ カーリチ
ピゥ カルディ バーチ アヴラ

(ヴィオレッタ)
トラ ヴォイ トラ ヴォイ サプロ ディヴィーデレ
イル テンポ ミオ ジョコンド
トゥット エ フォッリーア フォッリーア ネル モンド
チオ ケ ノン エ ピアチェル
ゴディアム フガーチェ エ ラピド
エ イル ガウディオ デッラモーレ
エ ウン フィオル ケ ナッシェ エ ムオーレ
ネ ピゥ スィ プオ ゴデル
ゴディアム チンヴィータ チンヴィータ ウン フェルヴィド
アッチェント ルズィンギエル

ラ ヴィータ エ ネル トリプディオ

(アルフレード)
クアンド ノン サミ アンコーラ

(ヴィオレッタ)
ノル ディータ ア キ リンニョラ

(アルフレード)
エ イル ミオ デスティン コズィ

(全員)
ゴディアム ラ タッツァ エ イル カンティコ
ラ ノッテ アッベッラ エ イル リーゾ
イン クエスト パラディーセ
ネ スコプラ イル ヌオヴォ ディ


●原語歌詞●
ALFREDO
Libiam, Libiam ne' lieti calici
Che la bellezza infiora,
E la fuggevol, fuggevol ora
S'inebri a voluttà.
Libiam ne' dolci fremiti
Che suscita l'amore,
Poiché quell'occhio al core
Onnipotente va.
Libiamo, amor, amor fra i calici
Più caldi baci avrà.
 
VIOLETTA
Tra voi, Tra voi saprò dividere
Il tempo mio giocondo;
Tutto è follia, follia nel mondo
Ciò che non è piacer.
Godiam, fugace e rapido
È il gaudio dell'amore;
È un fior che nasce e muore,
Né più si può goder.
Godiam c'invita, c'invita un fervido
Accento lusinghier.

VIOLETTA
La vita è nel tripudio.

Quando non s'ami ancora.

VIOLETTA
Nol dite a chi l'ignora.
 
È il mio destin così

TUTTI
Godiam la tazza e il cantico
La notte abbella e il riso;
In questo paradise
Ne scopra il nuovo dì.


●日本語訳●
(アルフレード)
酒を飲み干そう、楽しいグラスで。
喜びの花と飾るグラスで、そして、はかないときを、快楽に委ねよう。
グラスを干そう、優しきおののきのうちに、愛を呼び覚ます。
あの眼差しこそ、この胸には全能なのだから。
グラスを干そう、愛こそ熱いグラスの間に、この上なく口づけを得るだろう。

(ヴィオレッタ)
皆さんと一緒に分かつことができますね、楽しいときを。
この世で喜びでないものは、みんな、くだらないものです。
楽しみましょう、はかなく素早いのが愛の喜びです。
それは咲いてしぼむ花、二度と楽しむことはできません。
楽しみましょう、激しく心地よい調べが私たちを誘っているのですわ。

人生は楽しみの中にあるのだわ。

(アルフレード)
まだ愛を知らないときは。

(ヴィオレッタ)
愛を知らない者に言われても。

(アルフレード)
それが私の定め。

(全員)
楽しみましょう、グラスと歌を。
夜が輝きを増し、微笑むと、この楽園に新しい一日がやって来る。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『椿姫』全曲(ロリン・マゼール指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)




2008年6月22日日曜日

Nr.8 「故郷の歌を聞けば Klänge der Heimat」(オペレッタ『こうもり』第2幕から)


●解説●
仮面を付け、ハンガリーの伯爵夫人という触れ込みで夜会に現れたロザリンデが、その証明にチャールダーシュを歌う。

●難易度●



クランゲ デア ハイマート
イーア ヴェックト ミーア ダス ゼーネン
ルーフェット ディー トレーネン インス アオゲ ミーア!
ヴェン イヒ オイヒ ヘーレ
イーア ハイミシェン リーダー
ツィート ミヒス ヴィーダー
マインウンガルラント ツー ディーア!
オー ハイマート ゾー ヴンダーバール
ヴィー シュトラールト ドルト ディー ゾンネ ゾー クラール
ヴィー グリューン ダイネ ヴェルダー
ヴィー ラヘント ディー フェルダー
オー ラント ヴォー ゾー グリュックリヒ イヒ ヴァール!
ヤー ダイン ゲリープテス ビルト
マイネ ゼーレ ゾー ガンツ エアフュルト
ダイン ゲリープテス ビルト
ウント ビン イヒ アオホ フォン ディーア ヴァイト
ヤー アハ ヴァイト
ヤー アハ ヴァイト
ディーア ブライプト イン エーヴィヒカイト ドホ
マイン ズィン インメルダール
ガンツ アライン ゲヴァイト!
オー ハイマート ゾー ヴンダーバール
ヴィー シュトラールト ドルト ディー ゾンネ ゾー クラール
ヴィー グリューン ダイネ ヴェルダー
ヴィー ラヘント ディー フェルダー
オー ラント ヴォー ゾー グリュックリヒ イヒ ヴァール!
フォイエル レーベンスルスト
シュヴェルト エヒテ ウンガルブルスト
ハイ! ツム タンツェ シュネル!
チャルダス テーント ゾー ヘル!

ブラオネス メークデライン
ムスト マイネ テンツリン ザイン
ライヒ デン アルム ゲシュヴィント
ドゥンケルオイギヒ キント!
ツム フィーデルクリンゲン
ホー ハー
テーント ヤオホツェント ズィンゲン
ホー ハ ハ!
ミット デム シュポルンゲクリルト
ヴェン ダン ディー マイト フェアヴィルト ゼンクト
ツル エールト デン ブリック
ダス フェアキュンデット グリュック!
ドゥルストゲ ツェヒャー
グライフト ツム ベヒャー
ラスト イーン クライゼン
ラスト イーン クライゼン
シェネル フォン ハント ツー ハント!
シュリュルフト ダス フォイアー
イム トカイエル
ブリングト アイン ホーホ
アオス デム ファーターラント!
ハ! ハ ハ! ハ ハ!
フォイアー レーベンスルスト
シュヴェルト エヒテ ウンガルブルスト
ハイ! ツム タンツェ シュネル!
チャルダス テーント ゾー ヘル!
ラ ラ ラ
ラ ラ ラ
ラ ラ ラ
ラ ラ ラ
ラ ラ ラ
ラ ラ ラ

●日本語訳●
故郷の歌を聞けば恋しさは募り、
私の目には涙が浮かびます。
懐かしいその歌が聞こえてくれば私の心は飛んで行きます。
ああ、故国ハンガリーよ!
それは美しい故郷。
日の光は輝かしく
森の緑も映え、
野は微笑み、
おお、故郷よ、私を幸福で満たしてくれた!
ああ、その愛する姿は私の心から離れない、
その愛する姿は。
今、遠く離れていても
私の思いはいつまでも故郷に残っています!
それは美しい故郷。
日の光は輝かしく
森の緑も映え、
野は微笑み、
おお、故郷よ、私を幸福で満たしてくれた!
火が、生命の喜びが生粋のハンガリー人のこの胸に燃え上がる。
ハイ! 速いダンスを踊りましょう!
チャールダーシュの輝き!

小麦色の肌の女の子たちは私に合わせて踊って。
さあ、手を黒い瞳の娘さん!
バイオリンの音に、
オーハ
合わせて楽しく歌う、
オーハ
そこで拍車を鳴らして娘さんがもじもじうつむき出したら、
それは幸福のお告げです!
渇いた酔っ払いはグラスをつかむ!
回し飲む、手から手へと!
火をくべれば
トカイ・ワインの乾杯の声が
故郷の火が、生命の喜びが生粋のハンガリー人のこの胸に燃え上がる。
ハイ! 速いダンスを踊りましょう!
チャールダーシュの輝き!

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『こうもり』全曲(ニコラウス・アーノンクール指揮/ロイヤル・コンセルヘボウ管絃楽団)