2011年2月28日月曜日

Nr.132 「何と素晴らしいこと Ach, wie so herrlich zu schau'n」(オペレッタ『ヴェニスの一夜』第3幕から)


●解説●
恋人がいなくなってしまったので探し回るカルメッロとパパコーダ。観念したカルメッロが「女を理解するのは難しい」と歌う。

●難易度●

             Ω歌手の聴き比べは、こちら。

アハ ヴィー ゾー ヘルリヒ ツー シャオン
ズィント アル ディー リープリヒェン フラオン
ドホ ヴィルスト ドゥ アイナー フェアトラオン
ダン フロイントヒェン
アオフ ザント ヴィルスト ドゥ バオン
ラッシュ ヴィー ディー ヴェレン エントフリーン
フリュヒティヒ ヴィー ヴォルケン ドルト ツィーン
トライプト イーア ベヴェックリヒャー ズィン
バルト ヘーア ウント バルト ヒン
ヴィー ズィー シュマイヒェルン
リーベ ホイヒェルン
ウンス ドゥルヒ トレーネン
シュネル フェアゼーネン
オップ ズィー シュモレン
オーダー グロレン
ヴィー デス ヘルツェンス シュティンメ シュプリヒト
エアレートスト ドゥ ニヒト

ドホ イヒ ヴィル ニヒト レンガー クラーゲン
ニヒト コスィ ファン トゥッテ ザーゲン
デン エス ギプト ノホ ズューセ フラオエン
ディー ウンス パラディーセ バオエン
ライヒ ベローント イスト ウンザー リーベン
ヴェン ヌーア アイネ トロイ ゲブリーベン
トロイエ シェーネス ズューセス ヴォルト
アハ デア リーベ ズィヒラー ホルト

ナハツ ディー ヴェレン ライゼ ラオシェン
メートヒェン アン デン フェンステルン ラオシェン
ゴンデルン グライテン ヒン ウント ヴィーダー
リンクス エアテーネン ザンフテ リーダー
ヘル アム ドゥンクルン ヒンメルスボーゲン
コムト デア シュテルン デア リープ ゲツォーゲン
ロイヒテ ミルト ダライン
ウント ラッス ズィー ゼリヒ ザイン

アハ ヴィー ゾー ヘルリヒ ツー シャオン
ズィント アル ディー リープリヒェン フラオン
ドホ ヴィルスト ドゥ アイナー フェアトラオン
ダン フロイントヒェン
アオフ ザント ヴィルスト ドゥ バオン
ウント ドゥ フラークスト インマー アオフス ノイ
オップ ディーア ダイン リープヒェン アオホ トロイ
ヘール ヌーア フォン フェルン ズィンクト デア ゴンドリアー
ラ ドンナ エ モビレ
ラ ドンナ エ モビレ

●日本語訳●
何と素晴らしいこと、
愛すべき女性を眺めるのは。
だが、胸の内を明かすのは
女性を信じて、
砂上に楼閣を築くようなもの。
波が素早く引いていくように
雲が彼方へ棚引くように
女心は変幻自在。
あっちへ行ったり、こっちへ来たり!
媚を売ったり、
愛しているふりをしたり、
涙を武器にして
仲直りをしたり!
ふてくされたり、
恨み言を言ったり。
女性の本心はどこにあるのか
わかりゃしない!

だが、嘆くには及ばない、
「女はみんなこうしたもの」と言って。
優しい女性もいるのだから、
われわれに楽園を味わせてくれる!
恋をしても悔いはない、
誠実な女性となら。
愛の言葉を信じることが
確かな恋への鍵となる!
夜の静かな波音に
娘は窓辺で耳を傾ける、
ゴンドラか行き交い、
快い歌声が四方に響き、
闇の天空に明るく、
恋の星がまたたく!
恋の星よ、幸せそうに
輝くがいい!

何と素晴らしいこと、
愛すべき女性を眺めるのは。
だが、胸の内を明かすのは
女性を信じて、
砂上に楼閣を築くようなもの。
そして、いつも疑問がつきまとう、
自分の恋人は貞淑だろうかと。
遠くでゴンドラ漕ぎが歌っている。
“女心はうつろいやすい”
“女心はうつろいやすい”と!

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『ヴェニスの一夜』全曲(ルドルフ・ビーブル指揮/メルビッシュ音楽祭管弦楽団)

2011年2月23日水曜日

Nr.131 「お前の魔法の調べは Wie stark ist nicht dein Zauberton」(歌劇『魔笛』第1幕から)


●解説●
笛の音を聴き、森の動物たちまで踊り出すのを見て、タミーノが笛の調べの力強さと優しさに驚く。

●難易度●



ヴィー シュタルク イスト ニヒト ダイン ツァオバートーン
ヴァイル ホルデ フレーテ ドゥルヒ ダイン シュピーレン
ゼルプスト ヴィルデ ティエレ フロイデ フューレン
ヴィー シュタルク イスト ニヒト ダイン ツァオバートーン
ヴァイル ホルデ フレーテ ドゥルヒ ダイン シュピーレン
ホルデ フレーテ ドゥルヒ ダイン シュピーレン
ドホ ヌーア パミーナ
ヌーア パミーナ ブライプト ダフォン
ヌーア パミーナ ブライプト ダフォン
パミーナ パミーナ ヘーレ ヘーレ ミヒ
ウムゾンスト ウムゾンスト
ヴォー ヴォー ヴォー
アハ ヴォー ヴォー フィント イヒ ディヒ

フィライヒト ザー エーア パミーネン ショーン
フィライヒト アイルト ズィー ミット イーム ツー ミーア
フィライヒト フューアト
フューアト ミヒ デア トーン ツー イーア
フューアト ミヒ デア トーン ツー イーア
フューアト ミヒ デア トーン デア トーン
トーン ツー イーア

●日本語訳●
お前の魔法の調べは、なんと力強いことだろう。
優しい笛、優しい笛よ。お前が鳴り響くと、
野生の獣たちでさえ、喜びを感じるのだから。
だけどパミーナだけは
姿を現わさない!
パミーナ! パミーナ、僕の笛を聞いてくれ!
だめだ、だめだ。
どこに? どこに?
ああ、どこにお前はいるのか?

きっと、彼はもうパミーナに会ったのだ、
彼女は一緒にぼくのところへ急いでいるのだ!
あの音が僕を彼女のところへ連れて行ってくれるだろう。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『魔笛』全曲(オトマール・スイトナー指揮/ドレスデン歌劇場管弦楽団)





2011年2月15日火曜日

Nr.130 「この男は Oh ! di qual sei tu vittima」(歌劇『ノルマ』第1幕から)

●解説●
ローマ人に対する背徳の愛に悩むアダルジーザ。そのローマ人とは、じつはポリオーネであることを知ったノルマは、アダルジーザに同情を寄せ、ポリオーネの不実を詰る。

●難易度●



オー ディ クアル セイ トゥ ヴィッティマ
クルド エ フネスト インガンノ
プリア ケ コストゥイ コノシェーレ
テラ イル モリル イル モリル メン ダンノ
フォンテ デテルネ ラグリメ
エッリ ア テ プル ディスキューゼ
コメ イル ミオ コル デルーゼ
レンピオ イル トゥオ コル
レンピオ イル トゥオ コル トゥオ コル トラディ

(ポリオーネ)
ノルマ デ トゥオイ リンプロヴェリ
センニョ ノン ファルミ アデッソ
デー ア クエスタ アッフリッタ ヴェルジネ
スィア レスピラル レスピラル コンチェッソ
コプラ ア クエラルマ インジェヌア
コプラ ノストロンテ ウン ヴェーロ
ジュディキ ソーロ イル チェーロ
クアル ピゥ ディ ノイ
クアル ピゥ ディ ノイ ディ ノイ ファッリ

●日本語訳●
おお、この男は、何と残酷で卑劣なやり方で
お前を騙したのだろう!
こんな事情を知っていたら
死んでしまった方が、よっぽどマシだったわ。
この男は、お前の絶えることのない涙の泉の蓋を
外してしまったのだわ。
私の心を欺いたようにして
この悪者は、お前をも傷つけたのだわ。

(ポリオーネ)
ノルマ、私を咎め、
傷つけないでくれ。
この混乱している娘のために
事態をうまく収めてくれ、
この娘の汚れない心に知られないように。
私たちの恥をヴェールで覆い隠してくれ。
天の神だけが
最も罪深い者を裁くことができるのだ。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ノルマ』全曲(リッカルド・ムーティ/ラベンナ音楽祭管弦楽団)

                 Ψ このオペラの全曲動画は、こちら

2011年2月7日月曜日

Nr.129 「蒼白く輝く彼女の顔が La rivedrà nell'estasi」(歌劇『仮面舞踏会』第1幕から)

●解説●
主催する仮面舞踏会の名簿に、秘かに想いを寄せるアメリアの名前を見つけて、総督リッカルドが喜びを歌う。

●難易度●



ラ リヴェドラ ネッレスタスィ
ラッジアンテ ディ パッローレ
エ クイ ソナル ダモーレ
ラ スア パローラ ウドラ
ラ スア パローラ ウドラ
オ ドルチェ ノッテ シェンデレ
トゥ プオイ ジェンマータ ア フェスタ
マ ラ ミア ステッラ エ クエスタ
ケ イル チェル ノン ア
ケ イル チェル ノン ア
マ ラ ミア ステッラ エ クエスタ

エ クイ ソナル ダモーレ
ラ スア パローラ ウドラ
ラ スア パローラ ウドラ
ラ スア パローラ ウドラ
ラ スア パローラ ウドラ
ソナル ダモーレ
ソナル ダモーレ
ラ スア パローラ ウドラ

●日本語訳●
蒼白く輝く彼女の顔が
また、見られるだろう。
そして、そこで彼女の愛の言葉の響きが
聞かれることだろう。
おお、甘い夜よ、お前は
きらびやかに飾られて降りて来るがよい。
しかし、私の星はこれだ!
天にさえない、これなのだ!

そして、そこで彼女の愛の言葉の響きが
聞かれることだろう。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『仮面舞踏会』全曲(ジェームス・レヴァイン指揮/メトロポリタン歌劇場管弦楽団)

               Ψ このオペラの全曲動画は、こちら