2016年1月8日金曜日

Nr.357 「おいで、マリカ Viens, Mallika」(歌劇『ラクメ』第1幕から)


●曲目解説●
父で高僧のニラカンタが出掛けたのを見計らって、ラクメが侍女のマリカを小川の舟下りに誘い、ジャスミンとバラの花が咲き乱れ、鳥が歌うほとりの光景を愛でる。

●難易度●
☆☆☆

(LAKME)
ヴィヤン マリカ レ リアヌ ザン フルール
ジュトゥ デジャ ルー ローンブル
スュル ル リュイソ サクレ キ クル カル メ ソーンブル
エヴュィユ パル ル シャン デ ゾワゾ タパジュール ! 

(MALLIKA)
オ !  メトレス
セ ルール ウ ジュ トゥ ヴォワ スリール
ルール ベニウ ウ ジュ ピュイ リール
ダン ル クール トゥジュール フェルメ ドゥ ラクメ ! 

(LAKME)
ドーメ ペ ル シャルマン
ア ラ ローズ ササーンブル
リー ヴァン フルール フレ マタン
ヌ ザペル タンサーンブル
ア ! グリソン アン スュイヴァン
ル クラン フュイヤン:
ダン ローン ドゥ フレミサーントゥ
デュヌ マン ノンシャラーントゥ
ガニョン ル ボール
ウ ロワゾ シャーントゥ ロワゾ ロワゾ シャーントゥ
ドーメ ペ ブラン ジャスマン
ヌ ザペル タンサーンブル ! 

(MILLIKA)
ス ル ドーメ ペ ウ ル ブラン ジャスマン
ア ラ ローズ ササーンブル
スュル ラ リー ヴァン フルール リアント ト マタン
ヴィヤン デサンドン ザンサーンブル
ドゥスマン グリソン
ドゥ ソン フロ シャルマン
スュイヴォン ル クラン フュイヤン
ダン ローン ドゥ フレミサーントゥ
デュヌ マン ノンシャラーントゥ
ヴィヤン ガニョン ル ボール
ウ ラ スルス ドール
エ ロワゾ ロワゾ シャーントゥ
ス ル ドーメ ペ
ス ル ブラン ジャスマン
ア ! デサンドン アンサーンブル !

(LAKME)
メ ジュ ヌ セ ケル クラーントゥ スュビトゥ
サンパール ドゥ モワ
カン モン ペール ヴァ ス ラ ルール ヴィル モディトゥ
ジュ トラーンブル ジュ トラーンブル デフロワ ! 

(MALLIKA)
プルク ル ディユ ガヌサ ル プロテージュ
ジュスカ レタン ウ セパトゥ ジュワィユ
レ スィニュ オ ゼル ドゥ ネージュ
アロン クイール レ ロテュス ブル

(LAKME)
ウィ プレ デ スィニュ オ ゼル ドゥ ネージュ
アロン クイール レ ロテュス ブル
アンサーンブル

(LAKME)
ドーメ ペ ル ジャスマン
ア ラ ローズ ササーンブル
リー ヴァン フレール フレ マタン
ヌ ザペル タンサーンブル
ア ! グリソン ザン スュイヴァン
ル クラン フュイヤン
ダン ローン ドゥ フレミサーントゥ
デュヌ マン ノンシャラーントゥ
ガニョン ル ボール
ウ ロワゾ シャーントゥ ロワゾ ロワゾ シャーントゥ
ドーメ ペ ブラン ジャスマン
ヌ ザペル タンサーンブル !

(MALLIKA)
ス ル ドーメ ペ ウ ル ブラン ジャスマン
ア ラ ローズ サザーンブル
スュル ラ リー ヴァン フルール リアン ト マタン
ヴィヤン デサンドン ザンサーンブル
ドゥスマン グルソン
ドゥ ソン フロ シャルマン
スュイヴォン ル クラン フュイヤン
ダン ローン ドゥ フレミサーントゥ
デュヌ マン ノンシャラーントゥ
ヴィヤン ガニョン ル ボール
ウ ラ スルス ドール
エ ロワゾ ロワゾ シャーントゥ
ス ル ドーメ ペ
ス ル ブラン ジャスマン
ア ! デサンドン ザンサーンブル ! 

(LAKME &MALLIKA)
ア !  ア !  ア !

●日本語訳●
(LAKME)
おいで、マリカ。花を付けた蔦は
もはや、その影を
聖なる川に落としている。
暗く静かな流れは
囀る小鳥の歌に
目を覚ます。

(MALLIKA)
ああ、お嬢様。
今は、幸せのとき、
あなた様のお顔に微笑が浮かぶ。
閉ざされた心がわずかに開くとき、
ラクメ様の。

(LAKME)
ジャスミンの厚く咲くアーチ
バラと群れて。
花咲く岸辺、爽やかな朝。
皆、私たちを呼んでいる。
ああ! 流れゆく水に乗って
滑ってみましょう
さざめく水面を。
ゆっくりと漕いで
岸辺に行きましょう、
小鳥たちの歌う。
厚く咲くアーチ、ジャスミンが。
一緒になって、私たちを呼んでいる。

(MALLIKA)
厚く咲くアーチ
白いジャスミンが
バラと群れて。
花咲く岸辺を
爽やかな朝の中
一緒に参りましょう、
静かに滑りましょう。
心地よい
潮の流れに乗って
さざめく波の中を。
ゆっくりと漕いで
岸辺に参りましょう。
そこには泉が眠り
小鳥が歌っている。
厚く咲くアーチ、
白いジャスミンが。
ああ! 一緒に参りましょう!

(LAKME)
でも、どんな恐ろしいことが突然、
私の上に降りかかってくることやら。
お父上は、お一人で行かれた
あの呪われた街に。
思えば、恐ろしいこと!

(MALLIKA)
ガネサのご加護がありますよう。
さあ、雪のような羽の白鳥たちが
楽しく遊ぶ、あの池に行って
青い蓮を摘みましょう。

(LAKME)
そうね、雪のような羽の白鳥たちの傍で
青い蓮を摘みましょう。

●ヒアリングに使用したCD●
 歌劇『ラクメ』全曲(プラッソン指揮/トゥルーズ・キャピトール管弦楽団)









3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

コンサートで歌うので読み方に四苦八苦しておりました。
今回このサイトで読み方が分かり大変感謝しております。
ありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

先日御礼を書いた者ですが、後半の読み方が抜けていて分からず困っております。

訳の日本語は最後まで書いてあるので分かりますが…

匿名 さんのコメント...

後半のカタカナの読み方はちゃんと書いて頂いておりました。
私が抜かして読んでおりました。
大変失礼致しました。