2010年8月8日日曜日

Nr.106 「純白の衣装をまとい Meco all'altar di Venere」(歌劇『ノルマ』第1幕から)


●解説●
ポリオーネが、同行するフラヴィオに、アダルジーサを愛していることを告白する。

●難易度●

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メ コ アッラルタル ディ ヴェネーレ
エラ アダルジーザ イン ローマ
チンタ ディ ベンデ カンディデ
スパルサ ディ フィオル ラ キオマ
ウディア ディメネ イ カンティチ
ヴェデア フマル リ インチェンスィ
エラン ラピティ イ センスィ
ディ ヴォルッタデ エ アモル
エラン ラピティ イ センスィ
ディ ヴォルッタデ
ディ ヴォルッタデ エ アモル
クアンド フラ ノイ テッリビレ
ヴィエネ ア ロカルスィ ウノンブラ
ランピオ マンテル ドルイディコ
コーメ ウン ヴァポル リンゴンブラ
カーデ スッスーラ イル フォルゴーレ
ドゥン ヴェル スィー コプレ イル ジョルノ
ムト スィー スパンデ イントルノ
ウン セポルクラーレ オッロル

ピゥ ラドラータ ヴェルジーネ
イオ ノン ミ トローヴォ アッカント
ノド ダ ルンゲ ウン ジェミト
ミスト デ フィリ アル ピアント
エド ウーナ ヴォーチェ オッリビレ
エッケッジャ イン フォンド アル テンピオ
ノルマ コズィー ファ シェンピオ
ディ アマンテ トラディトル

●日本語訳●
純白の衣装をまとい、
髪に花を挿したアダルジーザが
ローマのヴィーナスの祭壇で私の傍らにいた。
聖歌に耳を傾け、聖なる香の香りに包まれて、
あの人は愛の喜びに浸っていた。
だが、そのとき、身震いするような気味の悪い幻が
私たちの間に割って入り、
あの人を、ドルイドの大きなマントで
煙のように包んでしまった。
祭壇には稲妻がきらめき、
あたりは闇に閉ざされ、
墓場のような静かな妖気が立ち昇った。

そして、そのとき、愛する花嫁の姿は
既に、私の傍らから消えていたのだ。
私の子どもたちの泣き声に混じって
しのび泣きの声を私は聞いた。
大きな声が寺院にこだまして、こう言った、
「これが、ノルマの、冷酷な恋人への復讐なのだ」と。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ノルマ』全曲(リッカルド・ムーティ/ラベンナ音楽祭管弦楽団)

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