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2009年1月4日日曜日

Nr.33 「ある穏やかな夜のこと Tacea la notte placida」(歌劇『イル・トロヴァトーレ』第1幕から)


●解説●
レオノーラが、マンリーコと恋に落ちるきっかけとなった出来事を侍女に語る。

●難易度●



タチェア ラ ノッテ プラーチダ
エ ベッラ イン チェル セレーノ
ラ ルーナ イル ヴィーゾ アルジェンテーオ
モストラーヴァ リエート エ ピエーノ
クアンド スオナル ペル ラエーレ
インフィーノ アッロル スィ ムート
ドルチ スディーロ エ フレービリ
リ アッコルディ ドゥン リウート
エ ヴェルスィ メランコーニチ
エ ヴェルスィ メランコーニチ
ウン トロヴァトル カント

ヴェルスィ ディ プレーチェ エド ウーミレ
クアル ドゥオム ケ プレーガ イッディーオ
イン クエッラ リペテーアスィ
ウン ノーメ イル ノーメ ミーオ!
コルスィ アル ヴェロン ソッレーチタ
エッリ エーラ! エッリ エーラ デッソ!
ジョイア プロヴァイ ケ アッリ アンジェーリ
ソーロ エ プロヴァル コンチェッソ!
アル コーレ アル グアルド エスターティコ
ラ テッラ ウン チェル センブロ
ラ テッラ ウン チェル
ウン チェル センブロ
アル コル
アル グアルド エスターティコ
ラ テッラ ウン チェル センブロ
ラ テッラ
アー! スィ
ラ テッラ ウン チェル センブロ

●日本語訳●
ある穏やかな夜のこと、
澄み切った夜空には美しい月が冴えわたっていました。
そのしじまを破って、甘く美しいリュートの音が流れてきたのです。
その物悲しい響きに乗せて、わびしい詩を一人の吟遊詩人が吟じ始めました。

それは厳かな神に捧げる祈りの歌でした。
その歌の中で幾度も繰り返しある名前が歌われました。
そう、私の名前だったのです!
私は思わずバルコニーに駆け寄りました。
そしたらいらしたのです、そこにあの方が!
天使だけがご存知の喜びを私は心に感じました!
私の心は喜びにあふれ、この世がまるで天国のように思えたのです。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『イル・トロヴァトーレ』全曲(トゥリオ・セラフィン指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団)
 



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