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2008年12月7日日曜日

Nr.30 「みんなは私のことをミミと呼びます Sì. Mi chiamano Mimì」(歌劇『ラ・ボエーム』第1幕から)


●解説●
ロウソクの火を借りにきたのが縁で初めて出会い、恋に落ちてしまったロドルフォとミミ。ロドルフォから愛を打ち明けられ、ミミが自分の身の上話をする。

●難易度●



スィ
ミ キアマノ ミミ
マ イル ミオ ノメ エ ルチーア
ラ ストリア ミア エ ブレーヴェ
ア テーラ オ ア セータ リカーモ イン カーザ エ フオーリ
ソン トランクイッラ エ リエータ
エド エ ミオ ズヴァーゴ
ファル ジッリ エ ロゼ
ミ ピアッチョン クエッレ コゼ
ケ アン スィ ドルチェ マリーア
ケ パルラノ ダモル ディ プリマヴェーレ
ケ パルラノ ディ ソンニ エ ディ キメーレ
クエッレ コゼ ケ アン ノメ ポエズィーア
レイ ミンテンデ?

ミ キアマノ ミミ
イル ペルケ ノン ソ
ソーラ ミ フォ
イル プランツォ ダ メ ステッサ
ノン ヴァード センプレ ア メッサ
マ プレーゴ アッサイ イル スィンニョーレ
ヴィーヴォ ソーラ ソレッタ
ラ イン ウナ ビアンカ カメレッタ
グアルド スィ テッティ エ イン チェーロ
マ クアンド ヴィエン ロ ズジェーロ
イル プリモ ソーレ エ ミオ
イル プリモ バーチョ デッラプリーレ エ ミオ!
イル プリモ ソーレ エ ミオ
ジェルモッリア イン ウン ヴァーゾ ウナ ロザ
フォッリア ア フォッリア ラ スピーオ!
コズィ ジェンティレ
イル プロフーモ ドゥン フィオレ!
マ イ フィオル キオ ファッチョ アイメ!
イ フィオル キオ ファッチョ アイメ!
ノン アンノ オドーレ
アルトロ ディ メ ノン レ サプレイ ナッラーレ
ソノ ラ スア ヴィチーナ
ケ ラ ヴィエン フオーリ ドラ アイムポルトゥナーレ

●日本語訳●
はい。
みんなは私のことをミミと呼びます。
でも、私の名前はルチアなのです。
私の話は簡単です。
私は家や外で麻や絹に刺繍をしています。
心穏やかで幸せで、ユリやバラを作るのが慰めになっています。
私を喜ばせてくれるものと言えば
甘い魔力を持っていて、愛や青春について語ってくれるもの
夢や空想について語ってくれる、つまり詩という名を持っているものです。
おわかりになって?

みんなは私のことをミミと呼びます。
なぜだか、わかりませんけど。
私はたった一人で食事をします。
いつもミサに行くというわけではありませんが、
神様にはよくお祈りします。
私は一人で、一人ぼっちで向こうの白い小さな部屋で暮しています、
屋根の上と空を眺めながら。
でも雪が溶ける時期が来ると最初の太陽が私のものなの。
4月の最初の接吻が私のものなの。
最初の太陽が私のものなの。
鉢の中にバラが芽を吹いて最初の太陽が私のものなの。
木の葉が一枚一枚出てくるのを眺めているの。
花の香りは、なんて素敵なんでしょう。
でも、私が作る花は、ああ、悲しいことに香りがないの。
私について他に話をすることはないと思います。
こんな変な時間にご迷惑をかけにくるお隣です。

●ヒアリングに使ったCD●
歌劇『ラ・ボエーム』全曲(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)




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