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2015年7月31日金曜日

Nr.344 「穏やかに静かに Mild und leise」(楽劇『トリスタンとイゾルデ』第3幕から)


曲目解説
悲しみに打ち沈むマルケ王と侍女ブランゲーネが見守る中、イゾルデがトリスタンの魂を追いながら、「愛の死」に至る。
 
難易度

ミルト ウント 
ヴィー エーア ヒェルト
ヴィー ダス 
ホルト エーア エッネット
ゼート イールス フロインデ ?
ゼート イールス ト ?
インマー ター
ヴィー エーア ロイテット
シュテルン ウムシュトラーレット
ホーホ ズィヒ ヘープト ?
ゼート イールス ト ?
ヴィー  ヘルツ 
ムーティヒ シュヴィルト
フォル ウント 
イム ブーゼン イーム ヴィト ?
ヴィー デン リッペン
ヴォンニヒ 
ズューサー アーテム
ザンフト エントヴェート
フロインデ ! ゼート !
フュールト ウント ゼート イールス  ?
ヘーレ イヒ 
ディーゼ ヴァイゼ
ディー ゾー ヴンデル
フォル ウント 
ヴォンネ クラーゲント
アレス ザーゲント
ミルト フェアゼーネント
アオス イーム テーネント
イン ミヒ ドリンゲット
アオフ ズィヒ シュヴィンゲト
ホルト エアハーレント
ウム ミヒ クリンゲト ?
ヘラー シャレント
ミヒ ウムヴァレント
ズィント エス ヴェレン
ザンフター リュフテ ?
ズィント エス ヴォルケン
ヴォンニガー ドュフテ ?
ヴィー ズィー シュヴェレン
ミヒ ウムラオシェン
ゾル イヒ アートメン
ゾル イヒ ラオシェン ?
ゾル イヒ シュリュルフェン
ウンテルタウヘン ?
ズュース イン ドュフテン
ミヒ フェアハウ ?
イン デム ヴォーゲンデン シュヴァル
イン デム テーネンデン シャ
イン デス ヴェルト アーテムス
ヴェーエンデム 
エアトリンケン
フェアズィンケン
ベヴスト
ヘーヒステ スト !
日本語訳
穏やかに静かに
笑んで
目を優しく
彼が開けているのが
見えないのですか?
次第に明るく
輝きを増して
星の光に包まれながら
空高く昇っていくのが
見えないのですか?
彼の心は
雄々しく盛り上がり
豊かに気高く
胸の内に湧き出ているというのに
そして唇からは
楽しく穏やかに
息が
静かに通っているというのに。
そうでしょう? おお
それがわからないのですか? 見えないのですか?
だけに
その調べは聞こえるのね。
いみじくも
かに
歓びを訴え
すべてを語りながら
優しく慰めるように
彼から響き出て
私の中へ入り込み
高く舞い
優しい音で
私の周りに響いていませんか?
それよりもはっきりした響きで
私の周りを漂うのは
波かしら? 
穏やかな風の。
かしら?
歓びの香りの。
それらの波が盛り上がって
打ち寄せるのを
私の周りに
吸い込んでいいのでしょうか?
耳で聞けばいいのでしょうか?
それとも、すすって飲んで
香りの中に快く
浸ったらいいのでしょうか?
波打つ潮の中に
高鳴る響きの中に
世界の息の通う
万物の中に
んで
われを忘れる。
おお、この上ない歓びよ!

ヒアリングに使用したCD
楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲レナード・バーンスタインバイエルン放送交響楽団 







2015年7月27日月曜日

Nr.343 「微笑みかける幸福よ Bist du's, lachendes Glück」(オペレッタ『ルクセンブルク伯爵』第2幕から)


曲目解説
キャンバスを隔てて、形式上の結婚をするルネとアンジェール。最初は割り切っているつもりが何となく甘いムードになってしまい、声を合わせてワルツを歌う。

難易度
ビスト ドゥ ラッヒェンデス グリュック
ダス イエッツト フォリューバーシュヴェプト
イスト ダス デア ズューセ ゴルディゲ トラオム
デン マン ヌーア アインマール レプト ?
ザークト ニヒト アレス イン ミーア
ザイ ゲシャイト
ホイテ ヴィンクト ディーア ダス グリュック
フェアゾイム フェアゾイム ニヒト ディー ツァイト
ゼーンスト ウムゾンスト ダン ツリュック
ディー リープ イン ルスト ウント ライト

日本語訳
微笑みかける幸福よ、
お前は束の間のものなのか
それは甘くてすばらしい夢なのか?
一度だけ味わえる。
わたしの中で何もかも告げてくれるとは限らない。
少しは利口になりたまえ。
今日の日に幸福がお前に目配せしているのだ。このときを逃すな、夢うつつに逃すな。
その後、お前が振り返り、
楽しむにつけ苦しむにつけ、愛を追慕しても無駄なのだ。

ヒアリングに使用したCD
オペレッタ『微笑の国』全曲(ビーブル指揮/メルビッシュ湖上音楽祭管)