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2018年10月24日水曜日

Nr.469 「夫婦契約というものを O, was klag' ich um Ehe und Eid」(楽劇『ワルキューレ』第2幕から)


●曲目解説●
ついに我慢も限界に達したフリッカが、ヴォータンの過去の行状を挙げつらい、ふしだらさを詰る。

●難易度●
(やや難)
オー ヴァス クラーク イヒ ウム エーエ ウント アイト
ダー ツエーアスト ドゥ ゼルプスト ズィー フェアゼーアト !
ディー トロイエ ガッティン トローゲスト ドゥ シュテーツ
ヴォー アイネ ティーフェ ヴォー アイネ ヘーエ
ダーヒン ルークテ リュスターン ダイン ブリック
ヴィー デス ヴェクセルス ルスト ドゥ ゲヴェンネスト
ウント ヘーネント クレンクテスト マイン ヘルツ
トラオアーンデン ズィンネス ムスト イヒス エアトラーゲン
ツォークスト ドゥ ツーア シュラハト
ミット デン シュリメン メートヒェン
ディー ヴィルダー ミンネ ブント ディーア ゲバール
デン ダイン ヴァイプ ノホ ショイテスト ドゥ ゾー
ダス デア ヴァルキュレン シャール
ウント ビリュンヒルデ ゼルプスト
ダイネス ヴンシェス ブラオト
イン ゲホーアザーム デア ヘリン ドゥ ガープスト
ドホ イエッツト
ダー ディーア ノイエ ナーメン ゲフィーレン
アルス ヴェルゼ ヴェルフィシュ イム ヴァルデ
ドゥ シュヴァイフテスト
イエッツト ダー ツー ニードリクスター
シュマーハ ドゥ ディヒ ナイクテスト
ゲマナー メンシェン アイン パール
ツー エアツォイゲン
イエッツト デム ヴルフェ デア ヴェルフィン
ヴィルフスト ドゥ ツー フュッセン ダイン ヴァイプ !
ゾー フューア エス デン アオス !
フュレ ダス マース !
ディー ベトログネ ラッス アオホ ツェアトレーテン !

●日本語訳●
夫婦契約というものを
あなたに訴えても無駄のようね!
ご自身がそれを冒しているのですから。
私は操を立てているのに、ずっと欺き続けて。
淫らな目で女を物色してきた、
次々に女を取り換えて私の心を踏みにじろうと、盛り上がった丘でも窪地の陰でも。
屈辱を感じてきました、
戦へ出かけるたびに
不良娘たちを引き連れて、
野合の果てに産み落とされた。
それでも耐えてきたのは、私の顔色を覗って、
ワルキューレたち、
中でも最愛のブリュンヒルデにさえ
躾けて下さったから、
女主人の私に従うよう。
ところが今度は
新しい名前がお気に召したのか
ヴェルゼと名乗り、オオカミ風情に身をやつし、
森の中を彷徨い歩き、
果ては身を落として
おぞましくも人間の女と交わり、
双子を産ませるという仕儀。
 牝狼の胎から産まれた者の足元に
妻の私を放り出しておいて、そ知らぬ顔!
それなら、好きなようにおやりなさいな!
あざとく裏をかくだけでなく!
いっそ私を踏みにじらせたらいいのだわ!

●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)







2018年10月10日水曜日

Nr.468 「ああ、愛らしいご令嬢方 O figlie amabili」(歌劇『シンデレラ』第1幕から)


●曲目解説●
ラミロ王子の廷臣たちが現れ、「間もなく王子が館に立ち寄り、ドン・マニーフィコの娘たちをお妃選びの舞踏会に招待する」と告げる。

●難易度●
(易)
(CORO)
オ フィッリエ アマビリ
ディ ドン マンニフィコ
ラミロ イル プリンチペ オル ヴェッラ
アル スオ パラッジォ ヴィ コンドゥッラ
スィ カンテラ
スィ ダンツェラ
ポイ ラ ベッリッスィマ
フラ ラルトレフェッミネ
スポーザ カリッスィマ ペル ルイ サラ
フィッリエ アマビリ
ディ ドン マンニフィコ
ラミロ イル プリンチペ オル ヴェッラ
アル スオ パラッジォ ヴィ コンドゥッラ
スィ カンテラ
スィ ダンツェラ
ポイ ラ ベッリッスィマ
フラ ラルトレフェッミネ
スポーザ カリッスィマ ペル ルイ サラ
スポーザ カリッスィマ ペル ルイ サラ
ペル ルイ サラ
ペル ルイ サラ
ペル ルイ サラ

●日本語訳●
ああ、愛らしいご令嬢方、
ドン・マニーフィコ様の
ラミロ王子が、まもなくお見えになります。
あなた方を王宮にご招待するでしょう。
お祝いの歌が歌われ、
舞踏会が催されるのです。
そして、最も美しい娘が
多くの女性たちの中で
王子様の愛すべき花嫁となるのです。

ああ、愛らしいご令嬢方、
ドン・マニーフィコ様の
ラミロ王子が、まもなくお見えになります。
あなた方を王宮にご招待するでしょう。
お祝いの歌が歌われ、
舞踏会が催されるのです。
そして、最も美しい娘が
多くの女性たちの中で
王子様の愛すべき花嫁となるのです。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『シンデレラ』全曲 (ネヴィル・マリナー/アカデミー室内管弦楽団)