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解説●
ジークムントの愛の歌に応え、ジークリンデが「凍てつく寒い冬の日々に憧れていた春こそあなた」と歌う。
●難易度●
☆
Ω歌手の聴き比べは、こちら。
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ドゥ ビスト デア レンツ
ナーハ デム イヒ フェアラングテ
イン フロスティゲン ヴァインタース フリスト
ディヒ グリューステ マイン ヘルツ
ミット ハイリゲム グラオン
アルス ダイン ブリック ツエーアスト ミーア エアブリューテ
フレムデス ヌーア ザー イヒ フォン イエー
フロイトロス ヴァール ミーア ダス ナーエ
アルス ヘット イヒ ニー エス ゲカント
ヴァール ヴァス インマー ミーア カム
ドホ ディヒ カント イヒ
ドイトリッヒ ウント クラール
アルス マイン アオゲ ディヒ ザー
ヴァールスト ドゥ マイン アイゲン
♪
ヴァス イム ブーゼン イヒ バルク
ヴァス イヒ ビン
ヘル ヴィー デア ターク タオフト
エス ミーア アオフ
オ ヴィー テーネンダー シャル シュルークス
アン マイン オーア
アルス イン フロスティヒ オーダー フレムデ
ツエーアスト イヒ デン フロイント エアザー
●日本語訳●
あなたが、その春です。
凍りついた冬の間、私が憧れていた春です。
あなたの眼差しが、初めて私に注がれたとき、
聖なる恐ろしさの思いで、私の心はあなたを迎えたのでした。
それまで、私が目にしていたのは、縁もゆかりもないものばかり、
身の周りのものも、私に冷たいものばかりでした。
すべて、私の身に近づいたものと言えば、およそ見も知らないようなものばかりだったのです。
しかし、あなたは明らかに私が覚えている人でした。
私の目があなたを見たとき、あなたはもう私のものだったのです。
私が胸に秘めていたもの、
言わば、私自身の姿が、真昼のように明るく、私の心に浮かび上がってきたのです。
鳴り渡る響きのように、それは私の耳を打ちました。
凍りついた味気ない異郷で、そのとき初めて、この人こそ味方とわかったのです。
●ヒアリングに使用したCD●
楽劇『ワルキューレ』全曲(カール・ベーム指揮/バイロイト祝祭管弦楽団)
Ψ このオペラの全曲動画は、こちら
このブログでは、オペラの有名なアリアを毎週1曲ずつカタカナに直して紹介しています。イタリア語やドイツ語を習わないで”原語”でアリアを歌いたいと思っている人集まれ~! 10年かけて、500曲を公開予定です。 〈第1週〉ヴェルディ 〈第2週〉プッチーニ、ロッシーニなどのイタリア・オペラ 〈第3週〉モーツァルト 〈第4週〉オペレッタ&ワーグナーなどドイツ・オペラ のローテーションで紹介しています。
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2009年11月24日火曜日
2009年11月14日土曜日
Nr.71 「恋は小さな泥棒 È amore un ladroncello」(歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』第2幕から)
●解説●
アルバニア男性の求めに応じるべきかどうか、まだ踏ん切りがつかないフィオルデリージを、「恋が心にしのび込んだら、後は任せるしかないのよ」とドラベルラが元気づける。
●難易度●
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エ アモーレ ウン ラドロンチェーロ
ウン センペンテッロ エ アモル
エイ トッリエ エ ダ ラ パーチェ
ラ パーチェ
コメ リ ピアーチェ アイ コル
ペル リ オッキ アル セーノ アッペナ
ウン ヴァルコ アプリル スィー ファ
ケ ラニマ インカテーナ
エ トッリエ リベルタ
エ トッリエ リベルタ
エ トッリエ リベルタ
エ アモーレ ウン ラドロンチェーロ
ウン センペンテッロ エ アモル
エイ トッリエ エ ダ ラ パーチェ
ラ パーチェ
コメ リ ピアーチェ アイ コル
♪
ポルタ ドルチェッツァ ドルチェッツァ エ グスト
セ トゥ ロ ラッシ ファール
マ テンピエ ディ ディスグスト
マ テンピエ ディ ディスグスト
セ テンティ ディ プンニャール
ポルタ ドルチェッツァ エ グスト
セ トゥ ロ ラッシ ファール
マ テンピエ ディ ディスグスト
セ テンティ ディ プンニャール
エ アモーレ ウン ラドロンチェーロ
ウン センペンテッロ エ アモル
エイ トッリエ エ ダ ラ パーチェ
ラ パーチェ
コメ リ ピアーチェ アイ コル
♪
セ ネル トゥオ ペット エイ スィエデ
セッリ ティ ベッカ クイ
ファーロ ロ クイ
ケ アンキオ ファーロ コズィ
セ ネル トゥオ ペット エイ スィエデ
セッリ ティ ベッカ クイ
クイ クイ クイ
♪
ファ トゥット クエル キエイ キエーデ
クエル キエイ キエーデ
ケ アンキオ ファーロ コズィ
セッリ ティ ベッカ
セッリ ティ ベッカ
セッリ ティ ベッカ
ベッカ ティ ベッカ ティ ベッカ ティ ベッカ
ベッカ
●日本語訳●
恋は小さな泥棒、恋は蛇。
心に安らぎを与えたり奪ったり。
思いのまま。
恋は私たちの目を通して心に道をつけ、
あっという間に心を縛り、自由を奪ってしまう。
恋は小さな泥棒、恋は蛇。
心に安らぎを与えたり奪ったり。
思いのまま。
恋のなすがままにさせれば甘い楽しい思いができる。
でも、逆らえば、みじめな思いがやってくる。
恋は小さな泥棒、恋は蛇。
心に安らぎを与えたり奪ったり。
思いのまま。
もし、恋が胸にしのび込んだら、後は任せましょう。
私もそうするつもりです。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
2009年11月9日月曜日
Nr.70 「清き女神 Casta Diva」(歌劇『ノルマ』第1幕から)
●解説●
神聖な森に集い、反撃の血気にはやる教徒たちの前に進み出たノルマが、「まだ、その時期ではない」と神のお告げを語り、月の女神に祈りを捧げる。
●難易度●
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カスタ ディーヴァ カスタ ディーヴァ ケ イナルジェンティ
クエステ サークレ クエステ サークレ
クエステ サークレ クエステ サークレ
ア ノイ ヴォルジ
イル ベル センビアンテ
ア ノイ ヴォルジ ア ノイ ヴォルジ
イル ベル センビアンテ
アー
イル ベル センビアンテ
センツァ ヌーベ エ センツァ ヴェル
アー
センツァ ヴェル
スィ
アー
センツァ ヴェル
テンプラ オ ディーヴァ テンプラ トゥ デ コーリ アルデンティ
テンプラ アンコル テンプラ アンコル
テンプラ アンコル ロ ゼーロ アウダーチェ
スパルジ イン テッラ アー! クエッラ パーチェ
スパルジ イン テッラ
スパルジ イン テッラ
アー! クエッラ パーチェ
ケ レンニャル レンニャル トゥ ファイ トゥ ファイ ネル チェル
トゥ ファイ アー! スィ ネル チェル
●日本語訳●
清き女神、あなたの銀色の光はこの聖なる老木を洗い清めて下さる。
どうぞ、私たちにもお見せ下さい、その陰りない明るい面を。
和らげて下さい、この燃える心を、人々の興奮を和らげて下さい。
ああ、その快い安らぎで、この地上をも包んで下さい、
天を治める、その快い安らぎで。
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ノルマ』全曲(リッカルド・ムーティ/ラベンナ音楽祭管弦楽団)
2009年11月1日日曜日
Nr.69 「さようなら、過ぎし日の美しく楽しい夢よ Addio, del passato bei sogni ridenti 」(歌劇『椿姫』第3幕から)
●解説●
重い胸の病いで床に就いているヴィオレッタが、自分の死が迫っていることを悟り、絶望的な気持ちを歌う。
●難易度●
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アッディーオ デル パッサート ベイ ソンニ リデンティ
レ ローゼ デル ヴォルト ジャ ソン パッレンティ
ラモーレ ダルフレード ベル フィーノ ミ マンカ
コンフォルト ソステンニョ デラーニマ スタンカ
コンフォルト ソステンニョ
アー デッラ トラヴィアータ ソッリーディ アル デズィーオ
ア レイ デー ペルドーナ トゥ アッコッリラ オ ディーオ
アー トゥット トゥット フィーニ
オル トゥット オル トゥット オル フィニ
♪
レ ジョイエ イ ドローリ トラ ポーコ アヴラン フィーネ
ラ トンバ アイ モルターリ ディ トゥット エ コンフィーネ
ノン ラグリマ オ フィオーレ アヴラ ラ ミア フォッサ
ノン クローチェ コル ノーメ
ケ コープラ クエストッサ
ノン クローチェ ノン フィオール
アー デッラ トラヴィアータ ソッリーディ アル デズィーオ
ア レイ デー ペルドーナ トゥ アッコッリラ オ ディーオ
アー トゥット トゥット フィーニ
オル トゥット オル トゥット オル フィニ
●日本語訳●
さようなら、過ぎし日の美しく楽しい夢よ。
バラ色の顔立ちも既に青ざめ、
アルフレードの愛さえも残されていないのだわ。
疲れた心の慰めであり、支えだったものが。
ああ、迷える女の望みに微笑んで、
ああ、神様、お許しをお与え下さい。
今はみんな終わってしまったのだわ。
喜びも苦しみも、もうすぐ終わってしまうのね。
お墓は人間にとっては、すべての終わりなの。
私の墓穴には涙も花もないんだわ。
名を刻んだ十字架もないんだわ、
私の骨を覆う。
十字架もないんだわ、花もないんだわ。
ああ、迷える女の望みに微笑んで
ああ、神様、お許しをお与え下さい。
今は、みんな終わってしまったのだわ!
●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『椿姫』全曲(ロリン・マゼール指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)