2008年10月26日日曜日

Nr.24 「唇は黙っていても Lippen schweigen」(オペレッタ『メリー・ウィドウ』第3幕から)


●解説●
ハンナにあづまやでの真相を聞かされ誤解が解けたダニロ。歓喜に溢れた二人がワルツのメロディーに乗って踊る。

●難易度●

 

(ダニロ)
リッペン シュヴァイゲン フリュスターン ガイゲン
ハプ ミヒ リープ!
アル ディー シュリッテ ザーゲン ビッテ ハプ ミヒ リープ!

(ハンナ)
イエダー ドルック デア ヘンデ
ドイトリヒ ミーアス ベシュリープ

エーア ザークト クラール イスト ヴァール イスト ヴァール
ドゥ ハスト ミヒ リープ!

(ハンナ)
ヴァルム?
バイ イェーデム ヴァルツァーシュニット
タンツト アオホ ディー ゼーレ ミット
ダー ヒュプフト ダス ヘルツヒェン クライン
エス クロプフト ウント ポッフト
ザイ マイン! ザイ マイン!
ウント デア ムント デア シュプリヒト カイン ヴォルト
ドホ テーント エス フォルト ウント インマーフォルト
イヒ ハプ ディヒ ヤー ゾー リープ
イヒ ハプ ディヒ リープ!

(ダニロ&ハンナ)
イエダー ドルック デア ヘンデ
ドイトリヒ ミーアス ベシュリープ
エーア ザークト クラール イスト ヴァール イスト ヴァール
ドゥ ハスト ミヒ リープ!

●日本語訳●
唇は黙っていても、バイオリンが囁いている。
「私を愛して下さい!」と。
ステップごとに言っている、
「私を愛して下さい!」と。

手に手を握るたびごとに
私にはっきり伝わった。

それは明らかに語っている、
「本当に、あなたは私を愛しているわ!」と。

なぜなの?
ワルツを踊るステッブごとに、
心も一緒に踊るわ。
ほら、心が弾んでいるわ。
ドキドキしながら言ってるわ。
「私のものになって!」って、
月は何にも言わないけれど、
声が聞こえる、
「いつまでも、あなたを愛する」と。
「あなたを愛しているのよ!」と。

手に手を握るたびごとに
私にはっきり伝わった。
それは明らかに語っている、
「本当に、本当に、あなたは私を愛しているわ!」と。

●ヒアリングに使用したCD●
オペレッタ『メリー・ウィドウ』全曲(ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)




2008年10月19日日曜日

Nr.23 「あそこで手を取り合って La ci darem la mano」(歌劇『ドン・ジョヴァンニ』第1幕から)


●解説●
マゼットへの後ろめたさもあり、はじめのうちはガードが固かったツェルリーナの心もドン・ジョヴァンニのねちっこい誘惑に、グラつき始める。

●難易度●



(ドン・ジョヴァンニ)
ラ チ ダレム ラ マーノ
ラ ミ ディライ ディ スィー
ヴェディ ノン エ ロンターノ
パルティアム ベン ミオ ダ クイ

(ツェルリーナ)
(ヴォッレイ エ ノン ヴォッレイ
ミ トレマ ウン ポーコ イル コル
フェリーチェ エ ヴェル サレイ
マ プオ ブルラルミ アンコル
マ プオ ブルラルミ アンコル

(ドン・ジョヴァンニ)
ヴィエニ ミオ ベル ディレット!

(ツェルリーナ)
(ミ ファ ピエタ マゼット)

(ドン・ジョヴァンニ)
イオ カンジェロ トゥア ソルテ

(ツェルリーナ)
プレスト ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ

(ドン・ジョヴァンニ)
ヴェディ ヴェディ
ラ チ ダレム ラ マーノ

(ツェルリーナ)
(ヴォッレイ エ ノン ヴォッレイ)

(ドン・ジョヴァンニ)
ラ ミ ディライ ディ スィー

(ツェルリーナ)
ミ トレマ ウン ポーコ イル コル

(ドン・ジョヴァンニ)
パルティアム ベン ミオ ダ クイ

(ツェルリーナ)
マ プオ ブルラルミ アンコル

(ドン・ジョヴァンニ)
ヴィエニ ミオ ベル ディレット!

(ツェルリーナ)
(ミ ファ ピエタ マゼット)

(ドン・ジョヴァンニ)
イオ カンジェロ トゥア ソルテ

(ツェルリーナ)
プレスト ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ
ノン ソン ピゥ フォルテ

(ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム!
アンディアム!

(ツェルリーナ)
アンディアム!

(ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム アンディアム ミオ ベーネ
ア リストラル レ ペーネ
ドゥン インノチェンテ アモル
アンディアム アンディアム ミオ ベーネ
ア リストラル レ ペーネ
ドゥン インノチェンテ アモル

(ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム!

(ツェルリーナ)
アンディアム!
アンディアム!

(ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム!

(ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ)
アンディアム ミオ ベーネ アンディアム
ペーネ ア リストラル
ドゥン インノチェンテ アモル

●日本語訳●
あそこで手を取り合って、
誓いを交わそう。そこで「はい」と言うのさ。
ご覧、そんなに遠くない。
出かけよう、私の恋人よ、ここから。

(行ってみようか、やめようか。少し恐いわ。
幸せになれるかしら、本当に。
私のからかっているのではないのかしら。)

おいで、私のいとしい娘!

(マゼットに悪いわ。)

私がお前の運命を変えてあげよう。

逆らえないわ、これ以上。

ご覧、あそこで手を取り合って、

(行ってみようか、やめようか。)

誓いを交わそう。そこで「はい」と言うのさ。

少し恐いわ。

出かけよう、私の恋人よ、ここから。

私のからかっているのではないのかしら。

おいで、私のいとしい娘!

(マゼットに悪いわ。)

私がお前の運命を変えてあげよう。

逆らえないわ、これ以上。

行こう!

行きましょう!

行こう(行きましょう)、私の恋人よ。
汚れない愛の苦しみを和らげるために。

行こう!

行きましょう!

行こう!

行こう(行きましょう)、私の恋人よ。
汚れない愛の苦しみを和らげるために。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(リッカルド・ムーティ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)




2008年10月12日日曜日

Nr.22 「隠れた調和 Recondita armonia !」(歌劇『トスカ』第1幕から)


●解説●
画家のカヴァラドッシが、絵の中のマリア像と対照的なトスカの美しさを賛美し、彼女への愛を歌う。 

●難易度●

 

レコンディタ アルモニア
ディ ベッレッツェ ディヴェルセ!
エ ブルーナ フローリア
ラルデンテ アマンテ ミア

エ テ ベルターデ イニョータ
チンタ ディ キョーメ ビオンデ!
トゥ アッズルロ アーイ ロッキオ
トスカ ア ロッキオ ネーロ!

ラルテ ネル スオ ミステーロ
レ ディヴェルセ ベッレッツェ インスィエム コンフォンデ
マ ネル リトラル コステーイ
イル ミオ ソーロ ペンスィエロ
アー イル ミオ ソーロ ペンスィエロ セイ トゥ!
アー トスカ セイ トゥ!

●日本語訳●
さまざまな美の隠れた調和。
茶色の髪のフローリアは情熱的な私の恋人。

見知らぬ美人のあなたは金髪に覆われている。
あなたの目は青く、トスカの目は黒い。

匠はその神秘の中でさまざまな美を溶け合わす。
だが、彼女を描いても私の想いは君だけだ!
トスカよ、君だけだ!

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『トスカ』全曲(マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団)




2008年10月5日日曜日

Nr.21 「天使のようなアイーダ」(歌劇『アイーダ』第1幕から)


●解説●
「イージスの神のお告げにより総指揮官に任命されるだろう」とランフィスから聞かされたラダメスが、任務への決意と、愛するアイーダへの思慕を歌う。

●難易度●

 
♪                        
チェレステ アイーダ フォルマ ディヴィーナ
ミスティコ セルト ディ ルーチェ エ フィオル
デル ミオ ペンスィエーロ トゥ セイ レジーナ
トゥ ディ ミア ヴィータ セイ ロ スプレンドル

イル トゥオ ベル チェーロ ヴォッレイ リダルティ
レ ドルチ ブレッツェ デル パトリオ スオル
ウン レガル セルト スル クリン ポサルティ
エルジェルティ ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル

アー チェレステ アイーダ フォルマ ディヴィーナ
ミスティコ ラッジョ ディ ルーチェ エ フィオル
デル ミオ ペンスィエーロ トゥ セイ レジーナ
トゥ ディ ミア ヴィータ セイ ロ スプレンドル
イル トゥオ ベル チェーロ ヴォッレイ リダルティ
レ ドルチ ブレッツェ デル パトリオ スオル
ウン レガル セルト スル クリン ポサルティ
エルジェルティ ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル
ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル
ウン トローノ ヴィチーノ アル ソル

●日本語訳●
天使のようなアイーダ、麗しい姿。
光と花の神秘な飾り。
お前は私の想いを支配する女王であり、私の生命の輝きなのだ。

お前の祖国の地の美しい空と、優しい微風を私はお前に返してあげたい。
王家の花飾りをお前の髪に飾り、お前の王座を太陽の近くにまで高めてあげたい。

天使のようなアイーダ、麗しい姿。
光と花の神秘な飾り。
お前は私の想いを支配する女王であり、私の生命の輝きなのだ。
お前の祖国の地の美しい空と、優しい微風を私はお前に返してあげたい。
王家の花飾りをお前の髪に飾り、お前の王座を太陽の近くにまで高めてあげたい。

●ヒアリングに使用したCD●
歌劇『アイーダ』全曲(ジェイムズ・レヴァイン指揮/メトロポリタン歌劇場管弦楽団)